大会トピック
3/13 準決勝
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小回り(急斜面・不整地)
【男子】   【女子】  
第1位 藤井 守之(282点) 第1位 中田 良子(275点)
第2位 星 和弘(281点) 第2位 切久保深雪(273点)
第3位 柏木 義之(280点) 第3位 中澤 美樹(272点)
第3位 片山 秀斗(280点)    
第3位 能登 恒(280点)    

大回り(急斜面・整地)
【男子】   【女子】  
第1位 柏木 義之(279点) 第1位 池田 麻里(273点)
第2位 山田 卓也(276点) 第2位 佐伯 幸(272点)
第2位 佐藤 久哉(276点) 第3位 嶺村 聖佳(270点)
第4位 片山 秀斗(275点) 第3位 輪島 千恵(270点)
    第3位 中田 良子(270点)

小回り(中斜面・整地)
【男子】   【女子】  
第1位 柏木 義之(281点) 第1位 佐伯 幸(273点)
第1位 山田 卓也(281点) 第2位 嶺村 聖佳(272点)
第3位 宮下 征樹(278点) 第3位 池田 麻里(269点)
第4位 竹田 征吾(276点)    
第5位 井山 敬介(275点)    
第5位 藤井 守之(275点)    

種目名 小回り
(急斜面・不整地)
 時折突風が吹いたが、晴天の下に行なわれた技術選の大きな見せ場の一つ、急斜面小回り不整地。一見硬そうだが、実際はそれほどハードなコブではなく、選手達にとっては比較的滑りやすいコンディションのコブ斜面だったと言える。そんな黒菱のコートで、各々高いパフォーマンスを見せてくれた。
女子で飛び抜けたのは、275点を叩き出した中田良子。持ち味の柔らかいヒザの動きによる巧みなスキーさばきと落下スピードを最大限アピールし、種目別1位を獲得。この結果、総合2位の山川純子に5点差まで迫った。種目別2位には、小回り系を得意とする切久保深雪。積極的にスキートップをフォールラインに落とし込んでいく滑りを見せ、273点をゲット。3位には、スキーの回しこみと落下を見事に調和させた中澤美樹が272点で入り込んだ。3連覇のかかる嶺村聖佳は、コブの中でも丸い弧を描きながら271点の高い点数を獲得し、コマを一層有利に進めた。
 男子では、コブ斜面を得意とする藤井守之が、早いトップの落とし込みとエッジングで、スピードに乗ったスムーズな滑りを見せ、282点という高得点で、予選4位タイだった宮下征樹を一歩リードし、単独総合4位に入った。2位には、スピード重視でフォールラインに向かって直進的に滑り降りた星和弘が、3位には、スムーズな動作と一定のリズムできれいな丸い弧を描ききった片山秀斗が入った。今年の男子の急斜面不整地では、このような対照的な2タイプの滑りに大きく分かれたと言える。280点を出した片山秀斗は、この種目によって3位を守り、決勝を迎えることになる。初の表彰台にまた一歩近づいた。総合1位をひた走る柏木義之は、この種目でも280点の高得点で種目別3位に入り、首位を堅持した。
滑りもさることながらコメントも印象的だったのが竹田征吾。「今日は自分の誕生日だったのですが、嬉しいことに嶺村聖佳選手に勝つことができた! この結果は、自分にとってささやかなプレゼントになりました」
 

種目名 大回り
(急斜面・整地)
 久しぶりに兎平での開催となった大回り種目。朝は硬く締まったバーンだったが、気温の上昇とともに緩みはじめ、後半の班ではかなり腐った状況と、バーン条件に違いが見られた。
女子は1班目で独走態勢を作りたい嶺村聖佳が、やや思い切りに欠ける滑りで270ポイント。それをスピードに乗りながらしっかりした雪面コンタクトで深いターンを描いた佐伯幸が272ポイントでかわす。雪面状況が悪くなった2班目では、滑らない雪質に苦戦しながらも有力選手達が260ポイント後半でしのぎを削る。差を付けられなかった嶺村を追撃するチャンスの山川純子は、縦へのスピードを求めながらスムーズな流れの有る滑りを見せたが、269ポイントと及ばず。そしてこの種目のトップに立ったのは、池田麻里。軟らかい雪に合わせたソフトなエッジングで、丁寧に深い弧を描き273ポイントを叩き出した。
 一方男子は、なかなか高得点者が出てこない中で柏木義之が279ポイントをマーク。バーンが緩んできたため、柏木本来のターンではなかったものの、条件にきっちりと合わせてポイントを稼いできた。280ポイントオーバーを狙いたい後半の選手達だが、スピードに乗りにくい雪に苦しみ、山田卓也276ポイント、宮下征樹273ポイント、佐藤久哉276ポイントと柏木を抜くことはできなかった。
 スピード、弧の深さ、運動の流れ。雪面状況に合わせていかにコーディネイトするかが難しい種目となった。

 
種目名 総合滑降
(総合斜面・フリー)
キャンセル
種目名 小回り
(中斜面・整地)
 昼前から降り出した、大粒の湿った雪の中行なわれた、中斜面小回り。白樺ゲレンデセンターのバーンは、硫安を撒いて整備をしたものの、その上に滑走性の悪い新たな雪が降り積もり、難しい雪面状況となった。カービングという種目規制はないが、中斜面ということもあり、狙いはやはりカービング技術。難しい雪質に対し、どうスキーを滑らせ、攻めていくかがポイントとなった。
 女子1班目は、逃げ切り体勢に入りたい嶺村聖佳が、硬軟混ざったバーン状況の中でも、巧みに脚のストロークを使ったエッジングで272ポイント。これを調子を上げてきた佐伯幸が、より大きな動きで深い弧を描いて273ポイントでリードする。2班目は、さらに雪面状況が悪化。雪面の微妙な起伏と積もる雪に細かな操作ミスをする選手が目立つ。最終走者となった山川純子は、スピードを求めたものの、弧の深さやソフトなエッジングを見せることができず267ポイント。嶺村との差を広げられる形となった。
 一方男子では、軟らかい雪質に重心移動とスキーの動きを見事に合わせてきた柏木義之が281ポイントと圧倒。この滑りを誰も凌駕することができないまま雪も小降りになり、迎えた最終班。宮下征樹は、非常にスムーズな滑りながら278ポイント。そして、柏木を追う山田卓也は、絶妙なソフトタッチのエッジングでスキーの動きを引き出し、281ポイント。この種目柏木に並び、逆転への望みをつないだ。
 
選手のコメント
●柏木義之選手
準決勝を終えて、大回り種目は全て1位取れたのが良かったです。スキーにも乗れていますし、自分のやりたいことはだいたいできているかなと。首位争いをしている選手がローテーション的に裏になって、滑りも見ることができないし、自分のモチベーションをあげていきにくい状況ではありますが、明日の2種目も頑張ります。カービングレースはちょっと想像が付かないですが、ランディングバーンの小回りはしっかり見せたいですね。
●嶺村聖佳選手
今日の3種目に関して、大回りは早い切り換えを意識して、後半引っ張りすぎない意識で滑りました。初心を忘れずにと思って、1種目目のつもりでやったんですけど、そのせいか硬くなりすぎた気がしますが、苦手としてきたコースだったので、無難に滑れてよかったかなと思います。コブは、楽しく滑れて気持ち良かったですね。楽しんで滑れば気持ちも前に行くし、動きも良くなりますよね。予選の中斜面では硬くなって自分のペースでいけなかったので、なるべくピッチの細かいところを選んで、自分の好きなラインで行きました。出だしのポジションが高すぎてしまうとストロークが出せなくなってしまうので、最初だけ低めの姿勢を意識してきました。あとコブはビビらないことですよね。最後の中斜面の小回りは、自分のフィーリングで行こうとは思っていたのですが、もうちょっとタイミング的には合わせられたかなと。雪面状況でエッジがかかったりかからなかったりがありましたが、自分なりには、精一杯動けて脚も外に出せたのではと思います。
●星和弘選手
「所々コブが細かくなっているところで運動が少し合わない箇所があって、身体が遅れたところもありましたが、とにかくスピードを落とさないことを重視して滑りました。とくに運動の流れが止まるとスピードも止まってしまうので、身体が遅れた中でも可能な限り一生懸命に動くようにしました。真中のラインを選んだのは、そのラインに幅広いコブや間隔のあるコブ、細かいコブなどが混在し、一本の滑りの中で色々な滑りを見せられると思ったからです。100%ではないにしろ、イメージ通り滑れたので自分のカラーは出せたのではないかと思います」
●片山秀斗選手
「今回は、とにかくコブを越えた後にスキーが浮かないように、コブにスキーを貼り付けられるように心がけました。それだけですね。中盤で運動のリズムが早くなる場所では縦目に滑って、その後コブのリズムがゆっくりになる。そのような斜面変化にしっかり対応して、滑りも変化させられることが出せればいいなと思いました」
●中田良子選手
(小回り・不整地について)「バーンが固めだったので緊張感がありましたね。ラインが2本あるうち、私の前に滑ったほとんどの女子選手がスタートエリアからみて左側のラインを滑っていたので、あえて私は右を選び、スピードが落ちないように、ということを考えて降りてきました。後半で後傾になってしまいましたが、スキーのトップを横に向けることなく下へと落していく意識で、スピード感を出すことを心がけました」
●佐藤久哉選手
(大回りについて)雪が軟らかくなってスキーがズレるということと、強い風が前から吹いているという情報を事前に得ていたので、縦目にラインを狙ってスピードを出してきたのですが、なかなか自分のやりたかったことが表現できなかったという感触ですね。動きのスムーズさだけは出すようにしましたが・・・・・・。
●池田麻里選手
(大回りについて)前に滑った班では女子も男子もスキーが叩かれる選手は点数が出てないという情報だったので、弧に合わせてできるだけソフトなエッジングをするような意識で滑ってきました。もう少しスピードを出したかったですが、出だしが軟らかく、ゴール前はやや硬さの残る
ような、上下で雪質が違うバーンに、上手く合わせていくことができたと思います。
●山田卓也選手
小回りなので、ゆっくりしたリズムでは見ていておもしろくないし、気持ちいいテンポを作っていくことは考えていました。雪が滑らないとことと、エッジが吸い付くようなグリップしやすい雪だったので、強い反動を受けないように、なるべく柔らかいエッジングで、反発も無理なく処理していくという力加減がポイントですね。ソフトタッチで行けた分、滑らない雪の中でもスキーを抜くことができたと思います。
●柏木義之選手
スキーが滑らなかったので、身体の動きより、スキーの動きをメインでだしていきました。たわみを感じてたわみで走っていった分だけ上手く重心移動することを狙ったのですが、思った以上にスキーが走らなかったので大変でした。それでも、この条件の中では良い滑りができたかなと思います。
 

今年もSGスタッフ武ちゃん、技術選に参戦!
〜武ちゃんレポート〜

【3/13準決勝】
大会中欠かさないコントレ(朝風呂)を終え、窓の外を見ると昨日の予選までの天候とはうって変わって、本日の準決勝はピーカンの天気になったよー。天気はバッチグーであるが、すでに31歳なるサンデースキーヤー武ちゃんには2日以上滑る事があまりなく、体に堪えている。
しかし、そんな事も言ってられない……。予選の93位の成績をどこまでマクるかが、武ちゃんに課せられた使命であるからだ(酒に自分に酔ってしまって、言い過ぎている!?)。
と言うわけで、本日の種目別レポートといきますかー!?
小回り 急斜面・不整地(黒菱)
スキーヤーなら誰でも黒菱を滑りきりたいと思うだろう、武ちゃんもそのスキーヤーの一人だ……。その黒菱のバーンは、朝のインスペクションの時点では一昨日の雨でバーンはガッチガチに固まっていた。しかし、時間が経つに連れて気温とギャラリーの熱気!? で多少緩んできた。「よしっ! イケる!!!」決して迷いや不安はなかった。武ちゃんスタート!フルアタック! 前半リズムが良い! 中盤後傾リカバリーの連続! 後半なんとかまとめた! 結果270点!!! 「よっしゃーーー!」武ちゃん思わず、ガッツポーズ。
大回り 急斜面・整地(兎平)
普段はコブコブの斜面がこの日のために整地に変わる。いわば、選手だけの武ちゃんだけがバーンを独り占めにできるのだ。山田卓也の次の2番スタートと言うこともあって、コース状況良好!? コギまくって思いきりスタート武ちゃん! ワンターンすると雪が軟らかいことが判明。切り換えるタイミングがつかめず、ターンを引っ張り過ぎた……264点。武ちゃんガックリ! ……が、午後にまだ2種目あるので落ち込んでもいらんない。
総合滑降 総合斜面・フリー(チャンピオン)
1時に競技開始であったが、コース整備と悪天候(霧)のためスタートが遅れる。なかなか回復の見込みがつかず、しばし中断。スタートと位置を変え、競技を行なおうと試みるも状況変わらず、その種目キャンセルとなった。マクるには厳しい状況になってきた……しかし、最後まで諦めないのが武ちゃんの持ち味だ! 
小回り 中斜面・整地(白樺)
↑っと、聞くとカービング小回りを連想するスキーヤーがほとんどであろう! ピンポーンピンポーン! 正解です。種目規制ないが、やっぱり斜面状況に合ったスキー操作、すなわち中斜面ではカービング操作が適切であるんだ。武ちゃんもカービング小回りにチャレンジしたい!? しなければならない!? ではなく、しようと思った! が、今シーズンカービング小回りを一度も練習していない……ブツケ本番=不安が残る→不安的中! 思っていたよりもスピードがでたため、動きが止まり、スキーが回らなくなり始めた……2回ほど叩かれ……結果263点。武ちゃんまたまたガックリ!!
最終的に78位で準決勝止まり、60人の決勝の枠には入れなかった。15人はマクったが、武ちゃん的には全然納得がいっていない。
今大会を通じて、たくさんの事を感じる事ができた武ちゃんだった。
技術的には、技術選の高速化を目の当たりにした。普通にゲレンデで練習していても決勝には進めない。スピードの違い、これが上位との差なんだなぁ〜。でも武ちゃんは諦めません! なぜならスキーとは自分を人を感動させたいから……それをまた感じたい(←また、武ちゃんファンが増えちゃうかなぁ〜)。
最後に、大会を通じて多くの方々のサポート(神奈川県連の方々、メーカーの方々、大会運営の方々、ひふみの方々、ツチカマさん、応援してくれた武ちゃんファン!?、スキーグラフィックの皆さん、家族)のお陰でこんな素晴らしい大会を経験できた事に感謝します。来年も出場させてください。言っちゃったー!

by 武ちゃん
 

〜SGコラム〜

アドリブトークショーで選手グッズゲットのラッキー!

 本日競技終了後、メーカーテント村に突如現れたマッスル力也、里吉元デモ、我満元デモの3人衆。マイク片手に始まったのは3人のユニークなトークショー。たまたま近くにテントのあったアトミックのブースから、本日不整地小回りで1位を取った藤井守之、そして今大会絶好調のベテラン渡辺一樹両選手が借り出され、今日の競技で使用した藤井のトレードマークであるイカ帽やゴーグル、渡辺の主宰するKMFのオリジナルスキーバンドを争奪するジャンケン大会が始まった。
風雪による視界不良のために総合滑降が中止になった準決勝だったが、観客たちにとってはとても楽しい一日の締めくくりとなった。

 




明日は決勝、まだまだイケるぞ!」

 こちらはノルディカテント前。スキーブーツR&Dの山本氏と話しているのは、同氏にブーツ製作を依頼しているナショナルデモの宮下征樹だ。1週間ほど前に若干体調を崩し心配された宮下だが、「自分としては昨年より滑りの調子がいい」と話す。準決勝でのリザルトは5位だが、明日の展開によっては十分表彰台を狙える僅差なので、是非とも頑張ってほしい。


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