3月11日 (日) 決勝


大回り(総合斜面・フリー)
使用コート:ウスバゲレンデ
天候:晴れ
雪質:圧雪

 天候が回復してバーンがゆるみ、全くスピードが出ない雪質。いかに前半のスピードを殺さずにゴールまでつなげるかがポイントとなった。

 上位選手がひしめく1班からのスタートとなった男子。点差を1点でも縮めたい柏木義之は軟雪を上手く攻略して、284点。2人後の宮下征樹を待つ。準決勝でも大回りで高得点を挙げ、流れを掴んだ宮下はこの種目でも難しい雪質を攻め抜いて287点。ラップを奪い柏木を突き放した。

 女子は、山川純子が上部のクニックに一瞬弾かれる場面もありながら273点。これを白河三枝が274点で抜き去り、続く本間綾美が山川と同じく273点。白河が本間との点差を詰めた。女子のラップは今大会のアップカマー嶺村聖佳。275点をマークした。

ムービー (大回り上位選手)
男子第1位 宮下征樹(287点) 男子第2位 柏木義之(284点) 男子第2位 伊東秀朗(284点)
男子第2位 佐藤久哉(284点)    
女子第1位 嶺村聖佳(275点) 女子第2位 白河三枝(274点) 女子第3位 本間綾美(273点)
女子第3位 山川純子(273点) 女子第3位 石田真里奈(273点)  



小回り(中斜面・整地・規制)
使用コート:名木山第2ゲレンデセンター
天候:晴れ
雪質:圧雪

 新種目だけに、各選手によって技術観点の違いが見られたカービングの小回り。アンギュレーションの強い滑りや、ただ左右にスキーを入れ換え、サイドカーブだけで弧を描く動きではなく、そこからさらに弧を深く描きながらスキーのスムーズな動きを表現できた選手に高得点が出たようだ。

 この種目混戦となった男子。柏木義之は身体を十分に使い280点。対する宮下征樹は279点。追撃はわずか1ポイントだ。柏木と同じく280点に、岸昇治、渡辺一樹。281点に山田卓也、藤井守之、片山秀斗。そして284点、ダントツのラップを奪ったのは竹田征吾だった。

 女子も混戦。白河三枝270点に対し、1位本間綾美269点。本間は1点差に詰め寄られ、さらに3位の山川純子が273点でまくり、本間を2点差まで追い上げた。上村文代が山川と同じく273点だが、またしてもラップをマークしたのは嶺村聖佳。左右への大きな動きを見せながら、最後まで柔らかく脚部を使った滑りで276点を叩き出した。

ムービー (小回り規制上位選手)
男子第1位 竹田征吾(284点) 男子第2位 山田卓也(281点) 男子第2位 藤井守之(281点)
男子第2位 片山秀斗(281点)    
女子第1位 嶺村聖佳(276点) 女子第2位 山川純子(273点) 女子第2位 上村文代(273点)


小回り(急斜面・整地・フリー)
使用コート:白馬シャンツェ・ラージヒル
天候:晴れ
雪質:アイスバーン

 最終種目は午前中までの得点を集計し、得点の低い順の女子からスタート。午前中に行なわれた2種目の柔らかい雪質とは打って変わり、表面は硬く中はザク雪という「もなか」状態。そのため、インスペクション中は一人が滑ると表面の雪が砕け、塊がコース上に転がる。本番時までにしっかりと踏みつけたが、それが女子にとってはさらにキツイ条件となってしまい、中盤から落下を防ぐための処理となってしまった選手が多く見られた。3連覇をかけていた白河三枝もその一人。265点と大きく点差をつける結果となってしまった。そのなかで、きっちりとした小回りを見せたのが本間綾美。279点という高得点で優勝を飾った。

 続いて男子。女子よりもさらにバーンが荒れ、表面の雪が崩れた塊が溜まる部分もアリ、氷の部分もアリという状況。粟野利信276点、渡辺一樹279点とベテランの点数が伸び悩む一方、山田卓也285点、能登恒286点、柏木義之284点と高得点をマークする。しかし、8点差でトップをいく宮下征樹も正確なターンで285点を出し、結局、誰もその差を縮めることはできず宮下が初の栄冠を手にした。

ムービー (小回りフリー上位選手)
男子第1位 能登 恒(286点) 男子第2位 宮下征樹(285点) 男子第2位 山田卓也(285点)
男子第2位 二瓶 勝(285点)    
女子第1位 本間綾美(279点) 女子第2位 上村文代(275点) 女子第3位 佐伯 幸(271点)