3月10日 (土) 準決勝


小回り(急斜面・不整地・フリー)
使用コート:黒菱ゲレンデ右
天候:雪
雪質:新雪

 溝に溜まった雪で足を取られやすい状況に加え、悪天候でバーンが良く見えないという極めて厳しい条件となった急ヴェ。前半は下から見て左、比較的コブが浅めのラインで高ポイントが出ていたが、バーンが荒れてきた後半は逆に難易度が高くなるなど、競技が進むにつれて全体的にポイントが出にくくなった傾向が見られた。

 男子1班目、首位を争う柏木義之は左のラインを攻め284点。これを粟野利信が最後にバランスを崩しながらも285点でかわす。続く宮下征樹は抑え気味ながら280点をキープした。ラップを奪ったのは2班目の渡辺一樹。縦目のライン取りでしっかりと攻略。スピードをキープしながらノーミスで286点を叩き出した。

 一方女子は1班目で中田良子が271点。これを山川純子が中盤からのコブをきっちりと抑え込み272点で抜き去り、結果的にはこれがラップとなった。最終班となった女子2班目はバーン状況、天候とも悪化する中で、予選トップ、コブを得意とする本間綾美が270点。本間と争う白河三枝も同じく270点と続き、首位戦線は依然混戦のままだ。

ムービー (小回り上位選手)
男子第1位 渡辺一樹(286点) 男子第2位 粟野利信(285点) 男子第3位 柏木義之(284点)
男子第4位 岸 昇治(282点) 男子第5位 二瓶 勝(281点) 男子第5位 大盛宏幸(281点)
女子第1位 山川純子(272点) 女子第2位 中田良子(271点) 女子第3位 本間綾美(270点)
女子第3位 白河三枝(270点)    



大回り(急斜面・整地・フリー)
使用コート:兎平ゲレンデ
天候:雪
雪質:新雪

 スタート直後は、問題のないバーンコンディション。いきなりの高得点283点を出したのが伊東秀朗。その後も能登、猪又一之らが280点をマーク。しかし、男子2班目に入ったころから次第に天候が崩れ始め、一時中断。それと同時に斜面状況も悪くなり、吹き溜まりがところどころにでき始める。その罠にかかってしまったのが佐藤久哉。最後のターンでまさかの転倒。263点と優勝への道が厳しい状況となった。そして、上位陣がひしめく男子最終班。宮下正樹が会場をどよめかせる滑りを見せ驚異の288点を叩き出す。小回りで宮下から首位を奪った柏木は、ここで離されてはならないと意気込むも281点と奮わず、結局、宮下の一人舞台となった。

 女子は絶好調、本間綾美が275点をマークするが3連覇をかけた白河三枝も安定した滑りで275点。しかし、本間、白河以上に本日波に乗っていたのが山川純子。277点とラップを奪い、大回り、小回りともに制した。

ムービー (大回り上位選手)
男子第1位 宮下征樹(288点) 男子第2位 山田卓也(283点) 男子第2位 伊東秀朗(283点)
男子第4位 粟野利信(282点) 男子第5位 渡辺一樹(281点) 男子第5位 柏木義之(281点)
女子第1位 山川純子(277点) 女子第2位 本間綾美(275点) 女子第2位 白河三枝(275点)
女子第2位 大久保優(275点)    


総合滑降(総合斜面)
使用コート:黒菱ゲレンデセンター

 準決勝の3種目目となる総合滑降。前2種目での得点差をさらに広げるのか、また肉薄するのか興味深いところだったが、雪はますます激しく降りスタートは大幅に遅れた。ガスがかかりスタートから3分の2まではほぼ見えない状態だったが、ジャッジが滑り手の演技を判断できるということで、競技開始。しかし、女子2班目の途中でさらに雪が激しくなり競技続行不可能。ジュリー会議の上、この種目はキャンセル。準決勝の順位は2種目で確定となった。