
平川技術代表 |
第36回全日本スキー技術選手権大会の
見所とジャッジの観点
大会の見所は、やはり最近のカービングスキーをどのように使いこなすか、カービングテクニックをどう盛りこんで滑ってくるかということになってきます。ジャッジは、技術の基本的配列から見ていくと、従来通りターン前半のスキッティングでのポジショニングとターン後半のカービングで仕上げての方向付けが基本的なジャッジの観点と言えるでしょう。特に規制種目の中では、その中での身体の運びかた、仕組みをしっかりと見せなくてはいけません。スピード系種目では、外力の取りこみ方を重要視しており、大きな観点から言えば自発的にスキーに働きかけ、どう表現をするか所を注目しています。またその時の状況に対応した表現技術、専門用語でいうと「知覚的技能」も観点に入ります。また、ターン後半の方向付けからスキーと身体との位置関係(ポジション)の置き換え、次のターンポジションの作り方、エッジングの仕方、エッジングからの身体の開放も注目点です。そして、種目全ての回転数の中にSラインの身体の運びが最大のポイントとなってくるでしょう。
新しい種目についても、完全に「カービングターン」を見ています。カービングのポジションをしっかり作り、スキーの持っている能力をどのくらい引き出せるか?がジャッジの分れ目です。今までは、急斜面の深回りで見ていた種目ですが、やはりどうしても受ける力(外からの力)に対するボディコントロールがありました。今回は、中斜面での規制ということで自分が能動的に滑って行くという所が着眼点になってきます。
また、刻一刻と変化する斜面状況も極力差がでないように、時間設定等でバーン整備などで対応します。最悪状況が悪ければ種目を変更して良いコンディションの中でプレイできるよう配慮します。
第36回を迎える技術選のあり方についてですが、今大会は、歌手の「細川たかしさん」をゲストに迎えたりしてオープンに競技を楽しもうという大会を目指します。選手とスタッフだけの大会ではなく、ギャラリーの人達も楽しもうという方向性で考えています。1つの競技という部分になると「スポーツの分野の能力」に走りがちだですが、それを見る側として考え、能力を競い合う場面がひとつの遊びの部分として位置つけられていけば良いのではないでしょうか。このようなイベントも競技の間に積極的に取りいれていければと思います。
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