3連覇を狙う粟野利信が技術選を語る・・・

予選1日目・・・(総合滑降/小回り)

今回の総合滑降は、以前と比べてロングコースとなっているので、全体の構成とターン弧の大きさに注意して表現していきたいです。スタートからすぐ斜面が落ち込んでねじれており、そこから正面バーンに入っていくのでスピードをつなげたカービングターンで表現できいれば良いと思います。小回りの方は、今日もチェックしたのですがかなり急斜面です。あのくらいの斜面になるとスピードをコントロールするあまり小刻みになりがちになります。そうすると高い評価を得られないので、しっかり落差をとりながらリズム良く滑っていきたいと思います。
予選2日目・・・(大回り・小回り)

大回りについては、急斜面なのでコース幅が限られて少し狭くなっています。ターン数は6〜7回転になると思います。ひとつひとつのターンの幅を考慮して自分の決めたターン数に合うスキーをチョイスしていきたいと思います。小回りについては、コブ斜面になると思いますがリラックスしてスタートからゴールまでトータルした、リズムで滑れりたいと思います。
準決勝・・・(小回り・大回り・大回り・総合滑降)

まず、全ての種目で規制があることが特徴ですが、小回りに関しては昨年と違い4m-3m-4m-3mと計4回のリズム変化があります。斜面は中斜面よりも若干緩いコース設定なので、スピードの中でターン弧の大きさを変えていきたいと思います。

大回り・急斜面・整地に関しては、昨年同様6回転ですがまだ幅や落差の設定を見てないので、その状況に合わせてマテリアルをチョイスしていきます。ボクの滑り方としては、ターン前半の早い捕らえで滑るか、ターン後半にタイミングを合わせてコントロールしていくかですが、当日斜面をみて決めていきます。

大回り・中斜面・規制は幅が8mと規制されている新種目でターン数にして10〜12回転でしょう。この種目はバーンのコンディションによって左右されると思います。ハードな斜面ですとカービングターンをガンガン出していけるのですが、ウェットなバーンですとスキーが埋まってしまい後半の切れ・スピードが出にくいのでこの種目もスキーの選択が必要と思われます。技術的に大回りが評価されるのは、ターン後半から次のターン前半までのSラインの持っていき方であり、早めの方が評価が高いと思います。間を空けすぎないよう注意したいですね。ターンの質的なところをお話すれば、従来通りキレのあるターン「カービングターン」でターン弧を全て仕上げることだ思います。この点については確信をもって言えるでしょう。

総合滑降については、一部にターン規制(リズム変化)があるということですが、まだ規制の仕方が発表されてないのでわかりませんが、全体としては、スピードの中でスムーズなリズム変化を見せ、間延びしないターン構成で仕上げたいです。
決勝・・・(大回り・総合滑降・小回り・制限滑降)

全てがフリー種目となる決勝ですが、一種目目の大回りは、予選と同じなので、そのときのバーン状況を見て判断と思います。総合滑降も準決勝と同じ状況なので、その日のコースコンディションに合わせてターン弧の大きさやスピードの調整、全体の構成を考え、「今大会の流れにあったパターン」で表現していきたいと思います。全体的に言えるのは、やはりしっかりした舵取りとスムーズな切り替えがタイミングよく表現できれば評価は高いと思われます。

小回りは、スタート直後からかなり落ちこんでいきます。一枚バーンのようで「ねじれ」があったりゴールが平らだったり変化が激しいので、ターン弧・リズム・落差の調整に気をつけて自分の滑りが出ればいいと思います。この種目に関しては、過去3年トップを死守してますので絶対に勝ちにいきます。

制限滑降に関しては、セッティングによって大きく変わってきますが、前半の部分でタイムを稼げるかがポイントとなってくると思われます。私としては、比較的楽なセットで最後「デッドヒート」を見せることができたら良いと思います。
マテリアルについて・・・

今回、私が用意したスキーは全部で7台。その中から種目設定にマッチングしたものをチョイスしていきます。小回り用としては、1台はコブ斜面用のスキーで、もう1台はリズム変化用の小回り専用スキーを履きます。大回りに関しては、その日の状況によって判断し最適な1台をチョイスします。チューンも完璧で感覚的にも1台1台バッチリ感触も持っていますのでマテリアルに関しては何も心配はしていません。後は大回りでいかに急斜面で張りついた滑りが表現できるかどうか!この辺を抑えれば、僕にも3連覇のチャンスがあるかもしれません。是非、応援の方よろしく御願いします。

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