全日本スキー技術選手権大会予選第1日目
全般的には、大回り〜中回り系のターン弧及び安定した滑りの中でスピード感がある選手に得点が出たようだ。ハイスピードの中で急激なエッジングをしていた選手やターン弧を大きくとったため「間延び」してしまい運動が途切れた滑りは評価が低い。その中、新潟県の柏木選手と長野県の宮下選手は、刻々と変わる斜面状況の中でターン弧を極端に変化させるのではなく、ある程度のスピードの中で常にスキーの流れを表現したのがうまくいったようだ。女子では、競技後半の荒れた状況にもかかわらず、青森県の中田良子選手が縦長のスピードに乗った滑りで、小回り急斜面に続きラップを奪った。一日目は、比較的若い選手がトップを奪ったが、デモをはじめ他の有力選手も、着実に上位に食い込んでおり、まだまだ誰が来るかわからない状況だ。しかも、今日一日目に評価された滑りというのは、これから先の大きな目安となるので、技術選の流れに上手に乗っていける選手にとっては、既に明日からの戦いに焦点を合わせてきていると思われる。 | |
予選1日目トップタイ・宮下選手コメント「バーン状況は、合宿から入ってきているので把握していました。大回りに関しては、微妙なズレの中でスタートからゴールまで同じターン弧で表現するようなカービングターンを意識しました。雪質に関しては、多少緩むとは思いますが僕としては、それほど嫌いではないので気になることはありません。 今回の技術選の斜面設定としては、以前より大きなシチュエーションだと思いますので、回転弧の小さなスキーで刻んで滑るより大きなカービングターンを出せるスキーをチョイスした方がいいと思います。それは、丸いターン弧を描きながら流れを止めない身体の使い方ができるからです。間延びをせずに絶えずスキーに働きかけるように、またゆったりとした大きな回転弧の中での流れを表現することをポイントしています。後は、切り返しから谷間回り部分をしっかり表現できたら良い結果が得られると思います。」 | |
予選1日目トップ・中田良子選手コメントスタート順が最後の方で、しかも雪交じりの天候でした。先に滑っている選手をみてスピードが出てるように感じましたが、スタート直後に斜面が落ちていく斜面で、先に滑った選手のシュプールで雪が溜まっていて、少しスキーが止まりそうになりました。構成的には、雪が降ってきておりスピードが出難い状況でしたので中回りで縦長で行こうと思いました 。 技術的には、なくべく内足を使って切れているところをアピールできたらと思っていました。総合滑降の意識としては、「大回り・小回り」と分けるのではなくて、ターン弧のちょっとしたリズム変化で、スピードを落とさないように滑ってこれればいいかなと思いました。予選一日目は、なんとかトップでしたが、気を抜かずに行きたいと思います。 | |
| 粟野日記第1日目 今日は、小回り(急斜面・整地・フリー)の26番スタートからでした。コースコンディションとしては、完璧に整備された斜面でスタートも早かったので良い条件可での競技でした。滑り初めて斜面がそれほどハードではなかったのでスピードを上げるか一瞬迷いましたが、最後まで同じリズムで少しまわしこみを強調した深めのショートターンで表現しました。自分としては丁寧に滑り、点数も280点のトップを取りました。また、僕の次が宮下君ということで見ていたのですが、彼も僕と同点でした。 次の総合滑降で勝負になりましたが、まんまと前半のうねりの部分でラインどりを外してしまい、何もできずに中盤まできてしまいました。結果は272点。もちろん物足りなさがでたのですが、失敗の原因がわかっているので心配はしてません。少しスキーの選択も雪質に対してはシビアなものを選んだので、その辺をクリアにしていけばこれからの種目にもつながっていくと思います。まあ、一日目ということでおそらく成績もトップグループにいると思いますが「良い手応え」は感じています。体調も申し分なく明日からもきっちり滑りこんでいきたいと思います。今日のマテリアルは、小回りは「TSS189cm」総合滑降は「SFS192cm」を使用しました。ビデオクリップ(MPG) |