ALPINE SKI WORLD CUP 1993/94
The Super Battle
名誉と意地を賭けた熱闘
 2 
●男子滑降 押し寄せた新旧交代の波

マーク・ジラルデリ
 マーク・ジラルデリは今季一度も優勝することなく、種目別滑降のタイトルを獲得した。2位3回、3位2回を含む11レース全てでポイントを上げ、したたかな勝負強さを見せた。滑降のタイトルは'89年以来5年ぶり2度目である。鉄人と呼ばれ、不撓不屈の人と呼ばれ、バイオニックヒーローとも呼ばれるジラルデリはこれまで数多くのエピソードを積み重ねてきた。今年7月で32歳になるマークはまだやる気でいる。昨年「いつまで続ける気だ」という質問に、「そのような過激な質問こそが俺のやる気を奮い立たせてくれる」と答えたジラルデリだったが、今年も同じ質問に同じ答えが返ってきた。最終戦が終わったあとの表彰台上では、何時にない明るい屈託のない笑顔を見せていた。ハードな闘いを戦い抜いた男の笑顔がそこにあった。

 全11戦あった今季滑降は8人の勝者を生んだが、そのうち6人が初優勝だった。そのなかで最も目覚ましい活躍を見せ、急成長株としてクローズアップされたのがハンネス・トリンクル(AUT)である。ワールドカップ参戦3年目、1児の未婚の父、26歳のトリンクルは、12月22日、レッヒ(AUT)のスーパーGでワールドカップ初優勝を上げると、続く12月29日、ボルミオ(ITA)で滑降の初優勝を上げた。さらにアスペン(USA)の滑降でも勝ち、そのほかウィスラー(CAN)と最終戦のヴェイルで2位と、今季ダウンヒルシーンで最も目覚ましい活躍を見せたレーサーである。

マーク・ジラルデリ

ハンネス・トリンクル

トミー・モー

フランツ・ハインツァー
 '92年アルベールビル五輪の滑降の覇者、パトリック・オルトリーブ(AUT)も12月18日のバル・ガルデナ(ITA)滑降第2戦目でワールドカップ初優勝を上げた。さらにキッツビューエルでも優勝し、滑降王国オーストリアの名を久しぶりに印象づけた。
 このほか初優勝を上げたレーサーは、12月17日、バル・ガルデナ第1戦でスタート番号66からマルクス・フォザー(LIE)が初優勝。1月6日、ザールバッハ(AUT)のスプリント・ダウンヒルで39番スタートからエド・ポディビンスキー(CAN)が初優勝、1月29日のシャモニーで勝ったオーモットもこれが滑降初優勝だった。さらに3月5日、アスペンの第2戦でカリー・ムーレン(CAN)が前日の2位に続き初優勝を上げた。

 このように新旧交代の波が押し寄せたダウンヒルシーンだったが、そんな中ひっそりと引退していった選手がいる。'91年以来3年続けて滑降の王者に君臨していたフランツ・ハインツァー(SUI)である。
 今季のハインツァーはシーズン当初から精彩がなくツキに見放されていた。バル・ガルデナTではトップのフォザーに3秒03遅れの58位、続くバル・ガルデナUは27位、暮れのボルミオでは29位。年が明けザールバッハのスプリントダウンヒルでは11位とほんの少し盛り返しを見せたが、キッツビューエルではトレーニングランで痛恨の転倒。顔面と胸部を強打しヘリコプターで病院へ直行し本番は欠場。続くウェンゲンも欠場。シャモニーは16位、。続くガルミッシュはウルリケ・マイヤー(AUT)の死亡事故の余波でキャンセルになり、迎えたリルハンメル・オリンピック。これもスタートと同時に片方のスキーが外れてしまうという信じられないアクシデントでノーゴール。オリンピック会場で今季限りでの引退を表明した。
 最終戦のヴェイル。このレースが13年間に渡るハインツァーのラストランになった。このレースではチーム後輩のウィリアム・ベッスが今季2勝目を上げたが、ベッスは26番スタートのハインツァーがゴールするまでじっとゴールで待っていた。ハインツァーが12位でゴールすると初めて両方のスキーを高々と持ち上げてガッツポーズを取った。これは去って行くハインツァーにたいする思いやりだったのだろう。

 フランツ・ハインツァーは1962年4月11日、スイス中央部シュヴィッツ州のリッケンバッハ生まれ、32歳。'81年からワールドカップに参戦しワールドカップで17勝を上げた(DH-15、K-2)。ほか'91年ザールバッハ世界選手権滑降で金メダルを獲得。ワールドカップ初優勝は'82年12月、バルディゼール/バル・ガルデナのコンビだが、翌年バルディゼールで滑降の初優勝を上げた。ピルミン・ツルブリッゲンが活躍中はナンバー2の男と呼ばれていたが、ピルミンが引退した'90年からは名実ともにスイスのナンバー1としてスイスの牽引車となった。ダウンヒル・スペシャリストとして活躍を続け、'91年から'93年までの3年間、種目別総合滑降の総合優勝を達成、'91年にはスーパーGでも総合優勝を果たしている。


 ところでリルハンメル滑降で金メダル、スーパーGで銀メダルを獲得しクリントン大統領に「君はアメリカの英雄だ」とほめられたトミー・モー。アメリカの新聞の見出しもどこか新聞と同じようなだじゃれで「ONE MOE TIME」。オリンピック後はウィスラーのスーパーGでワールドカップ初優勝、同滑降で3位、最終戦滑降でも3位に入り、リルハンメルでのメダルはフロックではなかったことを証明した

●男子スーパーG 最盛期を迎えつつあるノルウェーチーム
 今季全部で5戦のみのスーパーG。第1戦、バルディゼール、マーダー。第2戦、レッヒ、トリンクル。第3戦、ウェンゲン、ジラルデリ。第4戦、ウィスラー、モー。第5戦、ヴェイル、ヤン・アイナー・トールセン(NOR)と各レース全てが勝者が違うという混戦だった。
 ヴェイルの最終戦直前のウィスラーを終えた時点ではジラルデリが249ポイントでトップ。以下モー202p、マーダー180p、トールセン180p、アトレ・スコーダル(NOR)166p、オーモット157pと続き、この5人に逆転総合優勝のチャンスがあった。結局最終戦に優勝したトールセンが、10位で26ポイントしか加算できなかったジラルデリを5ポイント差で下し、この混戦を征して逆転優勝を飾った。トールセンは今季のクラン・モンタナ(SUI)の大回転でも優勝しているから今季2勝目、ワールドカップ通算3勝目である。種目別のタイトルはこれが初めてである。

 今季のノルウェーの男子ワールドカップチームはスピード系、技術系合わせて14人の陣容でスタートぢた。そして9勝を上げた。さらに総合チャンピオンと種目別チャンピオンを一人ずつ生み出した。オリンピックでも金1、銀2、銅1個のメダルを獲得した。ちなみにネーションズカップを獲得したオ−ストリアチームは19人の選手で10勝を上げ、種目別のチャンピオンを一人出し、オリンピックでは金1個、銅1個を獲得した。他の国はイタリア4勝、スイス3勝、スウェーデン2勝、カナダ2勝、ルクセンブルグ、アメリカ、フランス、スロベニア、リヒテンシュタインが各1勝ずつで、どのチームもノルウェー、オーストリアのレベルまでいっていない。こうしてみるとノルウェーを小さなチームと呼ぶことは出来ない。

ヤン・アイナー・トールセン
 昨シーズンのノルウェーチームはオーモットが6勝、トールセンが1勝、スコーダルが1勝の計8勝を上げた。今シーズンはオーモットが4勝、トールセン2勝、スコーダル1勝、ヤーゲ1勝、シュース1勝とさらに人材の幅が広がった。ほかニルセン、フルセットなども3位以内に入ってきている。年齢的にもダウンヒルチームの最年長がアルネッセンで28歳、最年少がニルセンで22歳。スラロームチームでは最年長がヤーゲで27歳、最年少がオーモットの22歳。このチームはリルハンメルのオリンピックが決まり、ディエター・バーチとアレス・ガートナーが招聘されて本格的なチーム作りが始まった'89年から作り上げられたチームである。これから最盛期を迎えるはずである。最新情報ではオーモットの父、フィン・オーモットはチームから外れ、総監督のバーチは留任が決まった。
●男子大回転 熾烈を極めたタイトル争い
 大回転も9レースで7人と多くの勝者を出した。初優勝はクリスチャン・マイヤーとヤン・アイナー・トールセンの二人だけだったが、種目別大回転のタイトルを獲得したのはマイヤーだった。
 マイヤーは1972年生まれの22歳。'89年に17歳でオーストリアチームに入っていきなりオーストリア選手権の回転で勝って注目をあびた。だがワールドカップ出場は2年前の'92シーズンからである。デビューした年のアルタ・バディアの大回転で9位というのが過去の最高位だった。それが今季一気に花開いた。12月13日、バルディゼールで行なわれた大回転第3戦、マイヤーはゼッケン25番から1本目3位に付け、2本目はベストタイムをマークして初優勝を上げた。オーストリアにとっては久しぶりに現われた大型新人である。



クリスチャン・マイヤー
 だが大回転のタイトルを取るための闘いは楽なものではなかった。3月6日、アスペンの第8戦を終えた時点での得点は、マイヤー416p、オーモット394p、フレデリック・ニーベルク(SWE)384p、フランク・ピカール(FRA)364pと、タイトル争いは熾烈を極め、ヴェイルの最終戦へともつれ込んだ。結果は先に述べたとおりである。
 ニーベルクがコースアウトしたとき、このレース12人抜きで勝ったオーモットよりも、2位を確保して大回転の総合優勝を勝ち取ったマイヤーの方が大声を上げ、より大きなパフォーマンスで喜びを顕わにした。今までのオーストリアチームにはなかったキャラクターの持ち主である
●男子回転 トンバとスタンガジンガーの一騎打ち
 スラロームはまさにアルベルト・トンバ(ITA)とトーマス・スタンガジンガー(AUT)の一騎打ちだった。全8戦の内トンバが4勝、スタンガジンガーが2勝を上げた。他の2勝はフィン・クリスチャン・ヤーゲ(NOR)とユーレ・コシール(SLO)である。

 今季のトンバはことスラロームに関する限り、ここ3〜4年間で一番ベストなシーズンを送ったと言える。初戦のパーク・シティ(USA)でコースアウトしたときは、不甲斐ない先シーズンを送ったあとだけに、また駄目なシーズンになるのではないかと思わせた。しかし続くストーンハム(CAN)とセストリエール(ITA)で連勝したときは往年の「トンバ・ラ・ボンバ(爆弾トンバ)」の復活を思わせた。自信に満ち、覇気あふれるトンバがそこにあった。続くマドンナ・ディ・カンピリオ(ITA)で2位、クラニスカ・ゴラ(SLO)はDNFだったが、キッツビューエル(AUT)で3位に入ったあと、オリンピック前のシャモニー(FRA)、ガルミッシュ(GER)と連勝した。

アルベルト・トンバ

トーマス・スタンガジンガー

フィン・クリスチャン・ヤーゲ

ユーレ・コシール
 長くて硬いシャモニーで見せたスーパー・スラロームは、多分これまでのベストな滑りに入るであろう。そしてリルハンメル・オリンピックの2本目のスーパーラン。ここで見せた神懸かり的なスラロームは、トンバの伝説にまた新たな1ページを付け加えた。しかしトンバは「俺に本当に神がついているならば1本目のような失敗はないはずだ」と語ってはいたが。

 1月16日、キッツビューエルのハーネンカム・スラロームを征したスタンガジンガーは、この時点でトンバに65ポイントの差を付けてトップを走っていた。オーストリアチームを襲ったウルリケ・マイヤーの事故死はこのあとである。スタンガジンガーは4月4日に日本に来たときにその時の気持ちをこう述べた。
 「シャモニーではマイヤーの事故の報告を聞いて気が動転し、平常の気持ちでレースに臨むことが出来なかった。ガルミッシュでは、マイヤーの葬儀の直後で、平常の気持ちでレースに臨むことが出来なかった」と。彼はシャモニー14位、ガルミッシュは9位に終わっている。トンバはこの2レースを2連勝してスタンガジンガーを一気に突き放した。

 そして舞台は最終戦のヴェイルへ。
 ヴェイルにやってきたときトンバのポイントは540、スタンガジンガーは452。その差88ポイント。トンバが15位以下(最終戦は15位までにしかポイントは付かない)またはコースアウトしてスタンガジンガーが優勝すれば逆転する。可能性は薄いがあり得ないことではない。しかし3月20日、最終戦のスラロームは中止になった。理由は前夜から降り続いた雪のためにコース整備が出来なかったからである。日本ではこんなことは考えられないがアメリカではあり得るのである。組織委員会は200人のコース係員を動員していたが、その全てを9時開始になる女子のコース整備にまわし、10時15分スタート予定の男子コースまでは手が回らなかった。女子は予定通り9時にスタートしたが、男子は中止になった。「タイトルの決まっている女子よりも、逆転の可能性の残されている男子の方をやって欲しかった」とはチームやプレスの意見である。

 トンバはレースが中止になったときたった一人でプレスセンターに現われて、「俺がコースに行ったとき、コース整備をしていたのは4人しかいなかった。あれじゃ出来るわけがない。このレースは本当にやりたかった」と言ったが、本当は内心ホッとしていたことだろう。ヴェイルのコースはトンバにとっては相性の良いコースではない。'89年の世界選手権では同じコースでコースアウトしている。何よりもスタンガジンガーにはオリンピックで金メダルを取った勢いがあった。
 スタンガジンガーは、「トンバがコースアウトして自分が勝つと言うことは、考え方としては有り得るが、レースというのはこんなものだ。これで満足している」と語った。

 93/94シーズンのワールドカップは、男子に限っては最終戦のスラローム以外は全てのレースを消化した。3大クラシックも久しぶりに予定通り開催された。コースサイドの観客も明らかに増えた。そして賞金制度も定着し、その額も徐々にではあるが増えつつある。

 だが早急に取り組まなければならない問題はレースの安全性である。ウルリケ・マイヤーの死を無駄にしないためにも、抜本的な安全対策を打ち立てなければならないだろう。

DOWNHILL
1 Girardelli M. LUX 556
2 Trinkl H. AUT 536
3 Ortlieb P. AUT 488
4 Mullen C. CAN 461
5 Besse W. SUI 446
6 Skaardal A. NOR 399
7 Podivinsky E. CAN 313
8 Moe T. USA 308
9 Mahrer D. SUI 302
10 Aamodt K.A. NOR 296
Val Gardena(ITA) 1
1 Foser M. LIE 2'08.90
2 Franz W. AUT 2'09.09
3 Girardelli M. LUX 2'09.21
4 Boyd R. CAN 2'09.26
5 Thombum D. CAN 2'09.28
6 Ortlieb P. AUT 2'09.29
7 Trinkl H. AUT 2'09.71
8 Burtin N. FRA 2'09.77
9 Thorsen J.E. NOR 2'09.90
10 Mahrer D. SUI 2'09.95
Val Gardena(ITA) 2
1 Ortlieb P. AUT 2'04.14
2 Mahrer D. SUI 2'04.55
3 Cretier J.L. FRA 2'04.66
4 Boyd R. CAN 2'04.69
5 Ghedina K. ITA 2'04.73
6 Vitalini P. ITA 2'04.74
7 Mullen C. CAN 2'04.79
8 Aamodt K.A. NOR 2'04.94
9 Colturi L. ITA 2'05.00
10 Besse W. SUI 2'05.10
Bormio(ITA)
1 Trinkl H. AUT 1'55.76
2 Girardelli M. LUX 1'56.04
3 Moe T. USA 1'56.27
4 Vitalini P. ITA 1'56.41
5 Ortlieb P. AUT 1'56.50
6 Assinger A. AUT 1'56.73
7 Mader G. AUT 1'56.82
8 Runggaldier P. ITA 1'56.84
9 Alphand L. FRA 1'56.97
10 Tauscher H. GER 1'57.11
Saalbach(AUT) Sprint
1 Podivinsky E. CAN 2'09.83
2 Mullen C. CAN 2'10.21
3 Skaardal A. NOR 2'10.30
4 Girardelli M. LUX 2710.41
5 Alphand L. FRA 2710.42
Socher R. CAN 2710.42
7 Ortlieb P. AUT 2'10.57
8 Moe T. USA 2'10.60
9 Pretot D. FRA 2'10.68
10 Aamodt K.A. NOR 2'10.81
Kitzbuehel(AUT)
1 Ortlieb P. AUT 2'00.12
2 Girardelli M. LUX 2'00.59
3 Besse W. SUI 2'00.96
4 Kjus L. NOR 2'01.03
5 Cavegn F. SUI 2'01.17
6 Trinkl H. AUT 2'01.25
7 Mahrer D. SUI 2'01.31
8 Moe T. USA 2'01.40
9 Gigandet X. SUI 2'01.56
10 Skaardal A. NOR 2'01.70
Wengen(SUI)
1 Besse W. SUI 2'28.88
2 Runggaldier P. ITA 2'28.92
Girardelli M. LUX 2'28.92
4 Ghedina K. ITA 2'28.93
5 Aamodt K.A. NOR 2'29.04
6 Trinkl H. AUT 2'29.22
7 Skaardal A. NOR 2729.26
8 Mullen C. CAN 2'29.30
9 Vitalini P. ITA 2'29.42
10 Ortlieb P. AUT 2'29.49
Chamonix(FRA)
1 Aamodt K.A. NOR 1'58.35
2 Cretier J.L. FRA 1'58.69
3 Trinkl H. AUT 1'58.87
4 Hoeflehner H. AUT 1'58.95
5 Colturi L. ITA 1'58.96
6 Besse W. SUI 1'59.06
7 Alphand L. FRA 1'59.20
8 Girardelli M. LUX 1'59.38
9 Ortlieb P. AUT 1'59.41
10 Cavegn F. SUI 1'59.45
Aspen(USA) 1
1 Trinkl H. AUT 1'38.95
2 Mullen C. CAN 1'38.98
3 Girardelli M. LUX 1'39.06
4 Heinzer F. SUI 1'39.31
5 Skaardal A. NOR 1'39.38
6 Cavegn F. SUI 1'39.61
7 Podivinsky E. CAN 1'39.64
8 Vitalini P. ITA 1'39.64
9 Besse W. SUI 1'39.73
10 Mahrer D. SUI 1'39.77
Aspen(USA) 2
1 Mullen C. CAN 1'38.21
2 Skaardal A. NOR 1'38.26
3 Vitalini P. ITA 1'38.28
4 Podivinsky E. CAN 1'38.60
5 Heinzer F. SUI 1'38.69
6 Cavegn F. SUI 1'38.78
7 Foser M. LIE 1'38.83
8 Cretier J.L. FRA 1'38.88
9 Perathoner W. ITA 1'38.90
10 Alphand L. FRA 1'38.91
Whistler(CAN)
1 Skaardal A. NOR 2'11.30
2 Trinkl H. AUT 2'11.69
3 Moe T. USA 2'11.73
4 Heinzer F. SUI 2'11.77
5 Mullen C. CAN 2'11.78
6 Besse W. SUI 2'11.95
7 Girardelli M. LUX 2'11.98
Alphand L. FRA 2'11.98
9 Mahrer D. SUI 2'12.03
10 Boyd R. CAN 2'12.09
Vail(USA)
1 Thorsen J.E. NOR 1'15.82
2 Kjus L. NOR 1'16.26
3 Knauss H. AUT 1'16.40
4 Aamodt K.A. NOR 1'16.42
5 Mahrer D. SUI 1'16.45
6 Moe T. USA 1'16.49
7 Skaardal A. NOR 1'16.50
8 Rasmussen K. USA 1'16,61
9 Nyberg F. SWE 1'16.64
10 Girardelli M. LUX 1'16.74
SUPER-G
1 Thorsen J.E. NOR 280
2 Girardelli M. LUX 275
3 Moe T. USA 242
4 Aamodt K.A. NOR 207
5 Mader G. AUT 202
Skaardal A. NOR 202
7 Kjus L. NOR 194
8 Trinkl H. AUT 165
9 Knauss H. AUT 152
10 Mahrer D. SUI 141
Wasmeier M. GER 141
Val d'Isere(FRA)
1 Mader G. AUT 1'28.25
2 Aamodt K.A. NOR 1'28.42
3 Moe T. USA 1'28.61
4 Thorsen J.E. NOR 1'28.63
5 Mahrer D. SUI 1'28.86
6 Skaardal A. NOR 1'28.92
7 Wasmeier M. GER 1'29.11
8 Besse W. SUI 1'29.13
9 Piccard F. FRA 1'29.14
10 Fattori A. ITA 1'29.15
Lech(AUT)
1 Trinkl H. AUT 1'04.42
2 Perathoner W. ITA 1'05.02
3 Assinger A. AUT 1'05.10
4 Wasmeier M. GER 1'05.20
5 Girardelli M. LUX 1'05.27
6 Skaardal A. NOR 1'05.29
7 Leskinen J. FIN 1'05.34
8 Aamodt K.A. NOR 1'05.36
9 Polig J. ITA 1'05.40
10 Mader G. AUT 1'05.46
Knauss H. AUT 1'05.46
Wengen(SUI)
1 Girardelli M. LUX 1'41.30
2 Thorsen J.E. NOR 1'41.88
3 Skaardal A. NOR 1'41.98
4 Assinger A. AUT 1'42.04
5 Wasmeier M. GER 1'42.11
6 Trinkl H. AUT 1'42.59
7 Knauss H. AUT 1'42.76
8 Kjus L. NOR 1'42.91
9 Mahrer D. SUI 1'42.93
10 Moe T. USA 1'43.06
Whistler(CAN)
1 Moe T. USA 1'31.22
2 Girardelli M. LUX 1'31.93
3 Perathoner W. ITA 1'32.05
4 Kjus L. NOR 1'32.25
5 Mullen C. CAN 1'32.30
Aamodt K.A. NOR 1'32.30
7 Rasmussen K. USA 1'32.38
8 Mader G. AUT 1'32.45
Thorsen J.E. NOR 1'32.45
10 Skaardal A. NOR 1'32.52
Vail(USA)
1 Thorsen J.E. NOR 1'15.82
2 Kjus L. NOR 1'16.25
3 Knauss H. AUT 1'16.40
4 Aamodt K.A. NOR 1'16.42
5 Mahrer D. SUI 1'16.45
6 Moe T. USA 1'16.49
7 Skaardal A. NOR 1'16.50
8 Rasmussen K. USA 1'16.61
9 Nyberg F. SWE 1'16.64
10 Girardelli M. LUX 1'16.74
COMBINED
Kitzbuehel(AUT)
1 Kjus L. NOR 3'42.08
2 Aamodt K.A. NOR 3'42.64
3 Mader G. AUT 3'44.92
4 Moe T. USA 3'47.38
5 Strand Nilsen H. NOR 3'48.78
6 Sulliger M. SUI 3'49.75
7 Leskinen J. FIN 3'51.02
8 Ghedina K. ITA 3'53.49
9 Tom R. CAN 3'54.42
10 Wasmeier M. GER 4'01.67
Chamonix(FRA)
1 Aamodt K.A. NOR 4'04.12
2 Kjus L. NOR 4'05.33
3 Strand Nilsen H. NOR 4'07.84
4 Moe T. USA 4'09.21
5 Podivinsky E. CAN 4'11.10
6 Skaardal A. NOR 4'11.78
7 Locher S. SUI 4'12.47
8 Sulliger M. SUI 4'13.21
9 Arnesen L. NOR 4'13.36
10 Raine W. CAN 4'13.60
GIANT SLALOM
1 Mayer C. AUT 496
2 Aamodt K.A. NOR 494
3 Piccard F. FRA 414
4 Nyberg F. SWE 384
5 Locher S. SUI 356
6 Von Gruenigen M. SUI 351
7 Marnerssoi T. GER 308
8 Mader G. AUT 295
9 Belfrond M. ITA 293
10 Thorsen J.E. NOR 291
Soelden(AUT)
1 Piccard F. FRA 1'56.32
2 Nyberg F. SWE 1'56.44
3 Aamodt K.A. NOR 1'56.56
4 Girardelli M. LUX 1'56.58
5 Mader G. AUT 1'56.98
6 Von Gruenigen M. SUI 1'57.18
7 Belfrond M. ITA 1'57.25
8 Gstrein B. AUT 1'57.71
9 Salzgeber R. AUT 1'57.86
10 Locher S. SUI 1'57.88
Park City(USA)
1 Mader G. AUT 2'00.61
2 Tomba A. ITA 2'00.63
3 Aamodt K.A. NOR 2'00.73
4 Piccard F. FRA 2'00.85
5 Locher S. SUI 2'01.27
6 Von Gruenigen M. SUI 2'01.29
7 Wasmeier M. GER 2'01.44
8 Vogt A. LIE 2'01.50
9 Barnerssoi T. GER 2'01.73
10 Mayer C. AUT 2'01.74
Val d'Isere(FRA)
1 Mayer C. AUT 2'29.96
2 Barnerssoi T. GER 2'30.16
3 Von Gruenigen M. SUI 2'30.22
4 Piccard F. FRA 2'30.26
5 Thorsen J.E. NOR 2'30.32
6 Knauss H. AUT 2'30.33
7 Aamodt K.A. NOR 2'30.50
8 Koenigsrainer G. ITA 2'30.67
9 Gstrein B. AUT 2'30.72
10 Locher S. SUI 2'31.09
Alta Badia(ITA)
1 Locher S. SUI 2'37.54
2 Tomba A. ITA 2'38.55
3 Mayer C. AUT 2'38.57
4 Mader G. AUT 2'38.85
5 Piccard F. FRA 2'39.24
6 Nyberg F. SWE 2'39.41
7 Von Gruenigen M. SUI 2'39.43
8 Aamodt K.A. NOR 2'39.56
9 Kunc M. SLO 2'39.78
10 Barnerssoi T. GER 2'40.08
Kranjska Gora(SLO)
1 Nyberg F. SWE 2'09.81
2 Belfrond M. ITA 2'09.93
3 Barnerssoi T. GER 2'10.02
4 Mayer C. AUT 2'10.14
5 Mader G. AUT 2710.26
Kunc M. SLO 2'10.26
7 Von Gruenigen M. SUI 2710.28
8 Locher S. SUI 2710.31
9 Aamodt K.A. NOR 2710.33
10 Koenigsrainer G. ITA 2710.57
Hinterstoder(AUT)
1 Aamodt K.A. NOR 2'49.63
2 Mayer C. AUT 2'50.47
3 Kroell R. AUT 2'50.86
4 Von Gruenigen M. SUI 2'50.95
5 Vogt A. LIE 2'51.03
6 Kunc M. SLO 2751.2
7 Kaelin U. SUI 2'51.40
8 Barnerssoi T. GER 2'51.61
9 Piccard F. FRA 2'51.86
10 Nyberg F. SWE 2'52.07
Crans Montana(SUI)
1 Thorsen J.E. NOR 2'32.83
2 Kunc M. SLO 2'32.93
3 Salzgeber R. AUT 2'33.44
4 Tomba A. ITA 2'33.73
5 Aamodt K.A. NOR 2'33.80
6 Gstrein B. AUT 2'33.85
7 Locher S. SUI 2'34.05
8 Girardelli M. LUX 2'34.19
9 Piccard F. FRA 2'34.25
10 Mader G. AUT 2'34.34
Aspen(USA)
1 Nyberg F. SWE 1'51.26
2 Mayer C. AUT 1'51.46
3 Belfrond M. ITA 1'51.50
4 Piccard F. FRA 1'51.63
5 Kaelin U. SUI 1'51.67
6 Tomba A. ITA 1'51.87
7 Koenigsrainer G. ITA 1'52.03
8 Aamodt K.A. NOR 1'52.13
9 Barnerssoi T. GER 1'52.20
10 Von Gruenigen M. SUI 1'52.39
Vail(USA)
1 Aamodt K.A. NOR 2'52.62
2 Mayer C. AUT 2'25.80
3 Locher S. SUI 2'25.88
4 Piccard F. FRA 2'26.01
5 Von Gruenigen M. SUI 2'26.16
6 Belfrond M. ITA 2'26.17
7 Gstrein B. AUT 2'26.35
8 Thorsen J.E. NOR 2'26.40
9 Mader G. AUT 2'26.56
10 Barnerssoi T. GER 2'26.62
SLALOM
1 Tomba A. ITA 540
2 Stangassinger T. AUT 452
3 Kosir J. SLO 421
4 Jagge F.C. NOR 389
5 Fogdoe T. SWE 352
6 Gstrein B. AUT 268
Sykora T. AUT 268
8 Roth P. GER 248
9 Aamodt K.A. NOR 215
10 Furuseth O.C. NOR 211
Park City(USA)
1 Stangassinger T. AUT 1'35.54
2 Kosir J. SLO 1'35.98
3 Jagge F.C. NOR 1'36.06
4 Gstrein B. AUT 1'36.18
5 Mader G. AUT 1'36.35
6 Aamodt K.A. NOR 1'36.70
7 De Crignis F. ITA 1'36.71
8 Crossan R. CAN 1'36.72
9 Kjus L. NOR 1'36.79
10 Bauer B. GER 1'37.04
Stoneham(CAN)
1 Tomba A. ITA 1'47.57
2 Stangassinger T. AUT 1'47.69
3 Kosir J. SLO 1'48.47
4 Jagge F.C. NOR 1'49.04
5 Aamodt K.A. NOR 1'49.30
6 Gstrein B. AUT 1'49.31
7 Sykora T. AUT 1'49.47
8 Fogdoe T. SWE 1'49.70
9 Bauer B. GER 1'49.86
10 Mader G. AUT 1'49.58
Sestriere(ITA)
1 Tomba A. ITA 1'58.38
2 Stangassinger T. AUT 1'59.13
3 Furuseth O.C. NOR 1'59.56
4 Jagge F.C. NOR 1'59.69
5 Gstrein B. AUT 2'00.08
6 Roth P. GER 2'00.22
7 Aamodt K.A. NOR 2'00.23
8 Kosir J. SLO 2'00.62
9 Von Gruenigen M. SUI 2'00.67
10 Mader G. AUT 2'00.79
Madonna di C.(ITA)
1 Kosir J. SLO 1'34.69
2 Tomba A. ITA 1'34.78
3 Jagge F.C. NOR 1'34.93
4 Fogdoe T. SWE 1'35.50
5 Stangassinger T. AUT 1'35.61
6 Weiss A. ITA 1'35.71
Grilc G. SLO 1'35.71
8 Furuseth O.C. NOR 1'35.81
9 Mader G. AUT 1'36.10
10 Aamodt K.A. NOR 1'36.25
Kranjska Gora(SLO)
1 Jagge F.C. NOR 1'43.46
2 Furuseth O.C. NOR 1'43.51
3 Fogdoe T. SWE 1'43.59
4 Roth P. GER 1'43.87
5 Sykora T. AUT 1'44.49
6 Aamodt K.A. NOR 1'44.59
7 Von Gruenigen M. SUI 1'44.80
8 Grilc G. SLO 1'44.89
9 Thoeni D. AUT 1'44.93
10 Gstrein B. AUT 1'44.96
Kitzbuehel(AUT)
1 Stangassinger T. AUT 1'37.85
2 Sykora T. AUT 1'38.42
3 Tomba A. ITA 1'38.48
4 Fogdoe T. SWE 1'38.62
5 Gstrein B. AUT 1'38.99
6 Voglreiter S. AUT 1'39.03
7 Staub P. SUI 1'39.22
8 Furuseth O.C. NOR 1'39.24
9 Kosir J. SLO 1'39.28
10 Vogl A. GER 1'39.37
Chamonix(FRA)
1 Tomba A. ITA 2'01.37
2 Fogdoe T. SWE 2'02.34
3 Sykora T. AUT 2'02.78
Kosir J. SLO 2'02.78
5 Jagge F.C. NOR 2'02.96
6 Amiez S. FRA 2'03.21
7 Roth P. GER 2'03.66
8 Dimier Y. FRA 2'03.76
9 Bittner A. GER 2'03.81
10 Zinsli A. SUI 2'03.88
Garmisch(GER)
1 Tomba A. ITA 1'32.47
2 Fogdoe T. SWE 1'33.58
3 Kosir J. SLO 1'34.21
4 Roth P. GER 1'34.41
5 Bittner A. GER 1'34.73
6 Gstrein B. AUT 1'34.79
7 Kjus L. NOR 1'34.87
8 Sykora T. AUT 1'34.88
9 Stangassinger T. AUT 1'34.90
10 Tescari F. ITA 1'34.98

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