ディディエ・キューシュ(SUI)、今季初優勝
Garmisch Partenkitchen(GER), Men's 8th Downhill, 30,Jan,2004
Didier Cuche (SUI) Garmisch Men's Downhill-1, Podium

 男子滑降第8戦は1月30日、ドイツの高級保養地、ガルミッシュ・パルテンキルヘンで行なわれた。ウェンゲンでキャンセルになった分の代替え開催である。10年前の昨日、1994年1月29日、オーストリアの”スーパーマム”、ウルリケ・マイヤーが非業の死を遂げた同じコースである。

 スイスのベテラン、ディディエ・キューシュが3455m、標高差960mのカンダハーコースを1分59秒49で走り、待望の今季初優勝を上げた。不振を自国民から非難され通しだったスイスチームの今季初優勝でもある。ディディエの滑降勝利は'98年、キッツビューエル(AUT)以来の2勝目、ワールドカップ通算5勝目である。
 スイスは、6位にブルーノ・ケルネン、8位にアンブロッシ・ホフマン、9位になんとパウリ・アッコーラとトップ10に4人が入り、これまでの不振を払拭した。これで監督のカール・フレスナーの首が繋がった。目出度し、目出度し。

 2位には0秒08差でアメリカのダロン・ラールヴス、3位に0秒21差でステファン・エバハルター(AUT)が入った。
 4位にフリッツ・ストローブル(AUT)、5位にヘルマン・マイヤー(AUT)が入った。

 現在男子総合トップのベンジャミン・ライヒ(AUT)と2位のラッセ・シュース(NOR)はこのレースには出場していない。ベンジャミンはオーストリア・チームのダウンヒルのエントリー枠には入っていない。当地ではスーパーGにのみ出場する。
 ラッセ・シュースは持病の膝の腱鞘炎の他半月板の損傷で今季を終了した。

1位 Didie Cuche(SUI)
 「上部の速度を持ち続けること、これは昨年ここで(2位)ステフアンに1秒差を付けられていたことの反省、これは上手くいった。今日のライン取り、ジャンプはOK。いつもは下部で強行に速度を出そうとして失敗することもあるが、今日は緊張をといて幾分楽に走った。これがダロンに8/100秒まで迫られた理由。低迷、不調とか色々云われながらも我々はテストを重ね、トレーニングを黙々とやっていた。キッツビュエールDH(7位)でようやく問題点(それはウェアで古いDHを着用した)も分かってきてモチベーションは持ち直したが、今日のマテリアルは実に良く走った。自分には正規のダウンヒルでこれが初勝利と同じ(前回はスプリントダウンヒル)、チームはみんな頑張ったし、そりゃ嬉しいよ」。

3位 Stephan Eberharter(AUT)
 「不覚を取った? いいや、キッツビューエル以後1回のトレーニングのみだし、30番スタートで今日の荒れたコースでは、上部から自分のラインには苦労したのでよく3位になれたと喜んでいる」。

4位 Fritz Strobl(AUT)
 「青空と太陽は良かったが、とにかく不穏なピステで波がたくさんあった。自分は大きなエラーはしなかったんだが」。

5位 Hermann Maier(AUT)
 「エラーもやったが、いいピステとはいえない、足もだいぶ痛めつけられた感じだ」。

6位 Buruno Kernen(SUI)
 「スイスのベスト結果を出したデディを祝福する。6位は自分自身まだベストではないよ」。

9位 Paul Accola(SUI)
 御大P.アコラは1992年ここで滑降 9位、12年後も同じトータル3回めのDHの9位に不満はない。
 「お呼びがあればいつでもスタートする」と、巨大なメンチムンク(削岩機?)を何台も所有する土建工事会社の社長。

Rank Bib Name (Nat.) Time Diff.
1 18 Didier Cuche (SUI) 1:59.49  0.00 
2 28 Daron Rahlves (USA) 1:59.57  0.08 
3 30 Stephan Eberharter (AUT) 1:59.70  0.21 
4 25 Fritz Strobl (AUT) 2:00.20  0.71 
5 26 Hermann  Maier (AUT) 2:00.32  0.83 
6 21 Bruno Kernen (SUI) 2:00.40  0.91 
7 4 Alessandro Fattori (ITA) 2:00.51  1.02 
8 22 Ambrosi Hoffmann (SUI) 2:00.54  1.05 
9 1 Paul Accola (SUI) 2:00.57  1.08 
10 27 Hans Knauss (AUT) 2:00.60  1.11 
10 24 Antoine Deneriaz (FRA) 2:00.60  1.11 
12 14 Christoph Gruber (AUT) 2:00.67  1.18 
13 23 Andreas Schifferer (AUT) 2:00.75  1.26 
14 10 Didier Defago (SUI) 2:00.80  1.31 
15 19 Hannes Trinkl (AUT) 2:01.10  1.61 
16 20 Peter Fill (ITA) 2:01.19  1.70 
17 15 Klaus Kroell (AUT) 2:01.33  1.84 
18 9 Roland  Fischnaller (ITA) 2:01.35  1.86 
18 16 Bjarne Solbakken (NOR) 2:01.35  1.86 
20 16 Kristian  Gedhina (ITA) 2:01.42  1.93 
21 7 Bryon  Friedman (USA) 2:01.43  1.94 
22 11 Kurt Sulzenbacher (ITA) 2:01.51  2.02 
23 39 Pierre-Emmanuel Dalcin (FRA) 2:01.56  2.07 
24 5 Florian Eckert (GER) 2:01.61  2.12 
25 12 Patrik Jaerbyn (SWE) 2:01.64  2.15 
26 8 Marco Buechel (LIE) 2:01.67  2.18 
27 17 Bode Miller (USA) 2:01.68  2.19 
28 31 Luca Cattaneo (ITA) 2:02.16  2.67 
29 35 Yannick Bertrand (FRA) 2:02.31  2.82 
29 33 Tobias Gruenenfelder (SUI) 2:02.31  2.82 

FIS Official Result