カレ・パランダー(FIN)が大回転初優勝、ボーディは4位
Men's 3rd Giant Slalom. Alta Badia(ITA). 14/Dec/2003
Kalle Palander(FIN) Alta Badia Men's Giant Slalom-1, Podium

 男子大回転第3戦は12月14日、アルタ・バディア(ITA)で行なわれた。同じ日程でバルディゼール(FRA)で予定されていたレースがキャンセルされ、当地に移ってきたものである。バルディゼールでは滑降のキャンセルは致し方ないとしても、大回転だけは何とか開催しようと準備を進めていた。「クリテリウム・デ・ラ・プルミエルネイジュ(初雪大会)」は伝統ある大会なのである。だがテレビを仕切る「MP(メディア・パートナー)」は「1試合だけのテレビ放映は出来ない」と、地元の要望を却下した。組織委員会のジャン・クロード・フリッツ会長は地団駄踏んで悔しがった。かくして12月のレースはサン・アントンに移った女子滑降、スーパーG以外、すべてが「MP」の本拠地であるイタリアで開催されることになったのだ。アルタ・バディアで3レース、マドンナ・ディ・カンピリオで3レース、バル・ガルデナで2レース。選手とプレスはドロミテの山の中を行ったり来たりする羽目になった。

 1本目、午前10時スタート。今日も晴れ上がったがコースには陽はまったく当たらない。気温はスタート:+2℃、ゴール:−2℃と昨日よりは暖かい。
 3番で滑ったボーディ・ミラー(USA)がトップに立ち、これで決まりかと思わせたが、なんと10番でスタートしたカレ・パランダー(FIN)がボーディを0.23秒置き去りにしてラップを奪った。1分13秒37。アナウンサーがカレにとっては失礼ながら「Unbelievable!!! 」を連発。3位にフレデリック・コビーリ(FRA)、0.41秒差。そして4位に去年2位に入った地元イタリアのダビデ・シモンチェリ(23番スタート)、0.61秒差。5位に14番スタートのクリスチャン・マイヤー(AUT)、0.82秒差。以下6位ハインツ・シルヒエッガー(AUT)、0.96差。7位ラッセ・シュース(NOR)、0.97差。ここまでが1秒以内である。
 ヘルマン・マイヤー(AUT)は1秒62差の15位、ステファン・エバハルター(AUT)は2秒57差の28位。

 2本目、午後12時45分にスタート。カレ・パランダーが2本目4位のタイムながら2位のダビデ・シモンチェリに0秒92の大差を付けて、大回転の初優勝を上げた。昨シーズンまではスラローム・スペシャリストだった。それが今季、開幕戦のソールデン(AUT)で17番スタートから11位、第2戦のパーク・シティ(USA)では16番スタートから5位、そして今日10番スタートから1本目ベストタイムをマークして楽々逃げ切り、大回転の初優勝を上げたのだ。パーク・シティのスラロームでも勝っていて今季2勝目。通算ワールドカップ6勝目である。
 「今シーズン、一度は大回転で表彰台に立とうと思っていた。それが優勝なんて。僕の後ろにボーディがいるなんて普通じゃないよ。これまでの5年間、大回転はスラロームのためのトレーニングとしてやってきたんだ。今日は私の人生でグレート・デイだ」と、26歳のチャンピオンは語った。

 ダビデ・シモンチェリはこのコース、昨年と同じ2位。何故かこのコースだけで成績を出している。3位には1本目のままフレデリック・コビーリが居残った。1本目2位に付けていたボーディ・ミラーは2本目、急斜面でミスし、タイムが伸びずトータル4位に後退した。
 トーマス・グランディ(CAN)が2本目のベストタイムをマークし、1本目の25位から一気に6位にジャンプした。

 1本目15位のヘルマン・マイヤーは2本目、クラッシュしてコースアウト。怪我はなかったようだが、このタフなコースでは足にかかる負担が大きいのか。ステファン・エバハルターはまったく良いところが無く25位。

 総合ポイントはヘルマン・マイヤーは加点はなかったがトップは変わらず405p。2位、ハンス・クナウス308p。3位、アンドレアス・シーフェラー、1ポイント差の307p。カレ・パランダーが6位に上がってきて269p。ボーディ・ミラーは7位に後退して263p。

 怒濤のドロミテ・シリーズ、明日は山超え、谷超え、また山を登ってここから4時間、マドンナ・ディ・カンピリオで男子スラロームである。スタートは1本目、午後3時、2本目は午後6時15分。

Men's 3rd Giant Slalom - Alta Badia, 14/Dec/2003
Rank
Bib
Name
Nat
Time
Diff.
1st run
2nd run
1
( 10)
PALANDER Kalle
FIN
2:30.57
0.00
1:13.37
1:17.20
2
( 23)
SIMONCELLI D.
ITA
2:31.49
+ 0.92
1:13.98
1:17.51
3
( 4)
COVILI F.
FRA
2:31.65
+ 1.08
1:13.78
1:17.87
4
( 3)
MILLER Bode
USA
2:31.69
+ 1.12
1:13.60
1:18.09
5
( 19)
KJUS Lasse
NOR
2:32.26
+ 1.69
1:14.34
1:17.92
6
( 21)
GRANDI Thomas
CAN
2:32.38
+ 1.81
1:15.68
1:16.70
7
( 16)
CUCHE Didier
SUI
2:32.41
+ 1.84
1:15.09
1:17.32
8
( 8)
SCHIFFERER A.
AUT
2:32.42
+ 1.85
1:14.42
1:18.00
9
( 20)
SCHOENFELDER
AUT
2:32.54
+ 1.97
1:15.17
1:17.37
10
( 7)
RAICH Benjamin
AUT
2:32.58
+ 2.01
1:14.85
1:17.73
11
( 15)
GRUBER C.
AUT
2:32.61
+ 2.04
1:15.45
1:17.16
12
( 6)
SCHILCHEGGER
AUT
2:32.75
+ 2.18
1:14.33
1:18.42
13
( 22)
SVINDAL A.
NOR
2:32.83
+ 2.26
1:15.62
1:17.21
13
( 5)
KNAUSS Hans
AUT
2:32.83
+ 2.26
1:14.38
1:18.45
15
( 18)
KOSTELIC Ivica
CRO
2:32.91
+ 2.34
1:15.80
1:17.11
16
( 27)
SCHIEPPATI A.
ITA
2:32.93
+ 2.36
1:15.19
1:17.74
16
( 9)
RIEDER Arnold
ITA
2:32.93
+ 2.36
1:15.09
1:17.84
18
( 1)
CHENAL Joel
FRA
2:33.02
+ 2.45
1:14.80
1:18.22
19
( 11)
NYBERG Fredrik
SWE
2:33.07
+ 2.50
1:14.84
1:18.23
20
( 14)
MAYER C.
AUT
2:33.28
+ 2.71
1:14.19
1:19.09
21
( 34)
ROCCA Giorgio
ITA
2:33.43
+ 2.86
1:15.47
1:17.96
22
( 49)
CASANOVA Marco
SUI
2:33.78
+ 3.21
1:16.22
1:17.56
23
( 30)
KARLSEN T.
NOR
2:34.23
+ 3.66
1:15.86
1:18.37
24
( 12)
EBERHARTER S.
AUT
2:34.33
+ 3.76
1:15.94
1:18.39
25
( 13)
DEFAGO Didier
SUI
2:34.38
+ 3.81
1:14.71
1:19.67
26
( 29)
FILL Peter
ITA
2:44.46
+13.89
1:15.46
1:29.00
 
( 17)
MAIER Hermann
AUT
DNF
 
1:14.99
 
 
( 24)
GORZA Ales
SLO
DNF
 
1:16.16
 
 
( 25)
UOTILA Sami
FIN
DNF
 
1:14.80
 
 
( 26)
GRUENENFELDER
SUI
DNF
 
1:15.23
 

FIS Official Result