FIS ALPINE SKI WORLD CUP 2002/03
Men's 1st Giant Slalom. Soelden(AUT). 27,Nov,2002
男子開幕第1戦,エバハルター貫禄の勝利
Eberharter/FinishLine BodeMiller
滅多にガッツポーズを見せないステフィがここでは両手を上げて勝利の喜びをあらわにした 不発に終わったボディ・ミラー
2nd/Coviri 3rd/MVG
2位 フレデルック・コビーリ(FRA) 3位 ミハエル・フォン・グリュニゲン(SUI)
SoldenMGS/podio 1st/Eberharter
左から2位・コビーリ、1位・エバハルター、3位・フォン・グリュニゲン 1位 ステファン・エバハルター(AIUT)
TetsuyaOtaki AkiraSasaki
大瀧徹也(野沢温泉SC) 佐々木明(東京美装)

 男子大回転第1戦は昨日の女子開幕戦に続き、10月27日、快晴のソールデン(AUT)で行なわれた。
 
 1本目ベストタイムをマークしたのは2番で滑った昨年の総合チャンピオン、ステファン・エバハルター。2位には1番で滑ったボーディ・ミラー(USA)。開幕前の情報ではこの二人の一騎打ちかに見えた。

 2本目、風が強まり天候も少々悪化の兆し。
 後半順位が次々と入れ替わる。ハインツ・シルヒエッガー(AUT)、マッシミリアーノ・ブラルドーネ(ITA)、フレデリック・ニーベルク(SWE)、シェティール・アンドレ・オーモット(NOR)、フレデリック・コビーリ(FRA)、と1位が入れ替わり、1本目2位だったボーディーを待つ。だが中間タイムですでに遅れ、後半の緩斜面でもスピードが上がらずゴールした時点で4位。最後に滑ったエバハルターが1本目の貯金で勝利をもぎ取った。2本目のラップは11位に入ったシルヒエッガーだった。ボーディ・ミラーは結局5位に落ち着いた。

 男子の大回転で合計タイムが1分50秒を切るというのは異常に少ないタイムだが、風のために2本目のスタートを前日の女子スタートと同じ位置にまで下げて行なわれたためである。

 日本からは大瀧徹也(野沢温泉SC)と佐々木明(東京美装)が出場したがともに2本目には残れなかった。


 既に2週間前からレッテンバッバ氷河は地元オーストリアをはじめ各国チームのトーレーニングで賑わっていた。
 今季スキーをロシニョールに変えたボーディ・ミラーの狙いは高速系も含めての総合優勝、ステファン・エーバーハルターを落とすことである。ミラーは記者会見でスキーを変えた理由の一つに`速度、種類の豊富さをあげ、自分に最適のマテリアルを発見したことを述べたがその意気込みせて1本目はエバハルターのラップに0.11秒差の2位についた。この時点でトップ10には6カ国の選手が入り、スキーは6社の板が並ぶという結果はいいレース傾向のあらわれか。
 スタートした10名全員が2本目に残れるオーストリアチームの層は厚い。この点デレクターの、ハンス・プムもこれからのトレーニングによって多数をトップ6に送り込むと述べた。
 レース自体は緊張した面白い経過だったが、結果をみれば誰もが納得する開幕戦であった。


 現場で見る男子大回転の迫力はまさに壮絶の一語に尽きる。とくにカメラマンの場合はわずか2メートル脇を選手が通過するわけだから、その迫力たるや筆舌に尽くしがたい(危険ではあるけれど)。選手の息使い、雪面を切るエッジの音、観客のどよめきは現場でなければ味わうことは出来ない。日の丸を持った日本人の観客もいたが彼らは幸せ者だ。


Stef 1位 Stephan Eberharter(AUT)
 「どうしても勝たなければならないというプレッシャーはなかったので中間の波にもリラックスしてこなすことができた。そのほかピステには問題なし。だけどトップの顔ぶれは我々古株ばかりだな」
Fred 2位 Frederic Covili(FRA)
 「コースセットは昨年と同じ、ポイントのガケ(壁)の入り口でちょっとだけヒヤリとした」
Mike 3位 Michael Von Gruenigen(SUI)
 「結果には皆さんが思うほど悪いとは思わない。第1戦からトップ3にあれば自分ではいいと思っている。B.ミラー?彼の才能は認める、GSだけでなくSLもいいと思う。今季が自分の最後のシーズンであるのは予定どうりだ」。
 奥さんのアンが三男のルアンを抱いてくるとマイクの表情も変わる。長男ノエルはもう小学生でスキーも悪くない。明日は学校があるのでと一家はそそくさと家路にむかった。

Today's Best Shot Didier Cuche(SUI)
DidierCuche
1本目、中間の急斜面であわやコースアウトという大失敗を犯しての8位入賞は見事であった

Men's 1st Giant Slalom Soelden(AUT) 27/10/2002
Rank Bib Name Nat. 1st run 2nd run Total Diff. Ski
1 2 EBERHARTER Stephan AUT 59.89 49.58 1:49.47 . AT
2 4 COVILI Frederic FRA 1:00.27 49.33 1:49.60 0.13 SA
3 7 VON GRUENIGEN Michael SUI 1:00.21 49.54 1:49.75 0.28 FI
4 8 AAMODT Kjetil Andre NOR 1:00.55 49.27 1:49.82 0.35 NO
5 1 MILLER Bode USA 1:00.00 49.92 1:49.92 0.45 RO
6 6 NYBERG Fredrik SWE 1:00.75 49.38 1:50.13 0.66 SA
7 15 BLARDONE Massimiliano ITA 1:01.21 49.20 1:50.41 0.94 SA
8 3 CUCHE Didier SUI 1:00.98 49.54 1:50.52 1.05 AT
9 11 DEFAGO Didier SUI 1:00.62 49.97 1:50.59 1.12 AT
10 14 GRUBER Christoph AUT 1:01.42 49.27 1:50.69 1.22 AT
11 9 SCHILCHEGGER Heinz AUT 1:02.03 48.81 1:50.84 1.37 AT
12 12 MILLET Vincent FRA 1:00.90 50.01 1:50.91 1.44 DY
13 13 CHENAL Joel FRA 1:01.04 50.13 1:51.17 1.70 DY
14 37 MARINAC Martin AUT 1:02.15 49.05 1:51.20 1.73 VK
15 16 SCHIFFERER Andreas AUT 1:01.22 50.04 1:51.26 1.79 AT
16 44 SCHOENFELDER Rainer AUT 1:01.63 49.68 1:51.31 1.84 FI
17 24 SOLBAKKEN Bjarne NOR 1:01.68 49.67 1:51.35 1.88 AT
18 22 PAVLOVCIC Uros SLO 1:02.17 49.22 1:51.39 1.92 EL
18 17 KJUS Lasse NOR 1:01.91 49.48 1:51.39 1.92 DY
20 20 KNAUSS Hans AUT 1:01.06 50.34 1:51.40 1.93 AT
21 39 RIEDER Arnold ITA 1:02.17 49.53 1:51.70 2.23 AT
21 23 GRANDI Thomas CAN 1:02.26 49.44 1:51.70 2.23 RO
21 21 MAYER Christian AUT 1:01.98 49.72 1:51.70 2.23 AT
24 30 ROY Jean.Philippe CAN 1:02.28 49.43 1:51.71 2.24 SA
25 19 STROBL Josef AUT 1:02.12 49.85 1:51.97 2.50 AT
26 31 VIDAL Jean.Pierre FRA 1:01.61 50.37 1:51.98 2.51 DY
27 34 PLONER Alexander ITA 1:02.18 49.91 1:52.09 2.62 RO
28 25 ROBERTO Alessandro ITA 1:01.97 50.31 1:52.28 2.81 AT
29 18 KOSTELIC Ivica CRO 1:02.08 50.35 1:52.43 2.96 SA
. 68 大瀧 徹也 JPN 1:05.07 . . . HA
. 71 佐々木 明 JPN 1:05.76 . . . SA

FIS Official Result