| FIS Alpine World Ski Championships St.Moritz 2003 |
| 2月16日 Slalom MEN イヴィツァ・コステリッチ(CRO)、執念の初メダル |
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| Winner/ Ivica Kostelic(CRO) |
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| 2nd/ Silvan Zurbriggen(SUI) |
3rd/ Giorgio Rocca(ITA) |
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| ストックを落としてきたボーディ・ミラー |
Men's Slalom Podium
2nd/Zurbriggen, 1st/Kostelic, 3rd/Rocca |
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| Ivica Kostelic-1Gold, Janica Kostelic-2Gold, WM03-St.Moritz(SUI) |
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大会16日目、2月16日、いよいよ最終日、男子回転。この世界選手権の総決算である。
イヴィツァ・コステリッチ(CRO)は流石というか、これだけを目指してきたかいがあって1本目のベストタイムをマーク。2本目はシルバン・ツルブリッゲン(SUI)の激しい追い上げにあったが逃げ切り、初の金メダルを獲得した。先のソルトレークでは失敗、今季ワールドカップでは2戦目のセストリエール(ITA)KO-スラロームから勝ち始めたが1月初めにナチ礼賛とも取れる発言でブーイングを浴び続け勝てなくなっていた。本人は必死に弁明につとめたが世間の目は冷たかった。そんな状況の中で迎えた世界選手権、すべてを賭けたアタックはこの男を世界の王者に仕立て上げた。コステリッチ家は10個ある内3個の金メダルを持ち帰った。
シルバン・ツルブリッゲンは今季から登場してきたスイスのニュー・ウェポン。あのピルミン・ツルブリッゲンの遠い親戚に当たる。キッツビューエルの爆走を見ると相当な逸材だということは想像できたが、まさかココまでやるとは。スイスはこのシルバン・ツルブリッゲンの活躍でなんとか開催国としてのメンツは保った。
ジョルジオ・ロッカはウェンゲンで佐々木明をわずか100分の4秒押さえて初優勝を上げてきたばかり。やはりそれだけの力はあった。イタリアはカルボーンの女子大回転銀に続く2個目のメダルである。
期待外れはオーストリア勢でベンジャミン・ライヒ4位、マンフレッド・プランガー5位がやっとだった。ライナー・シェンフェルダー、ハインツ・シルヒエッガー、マリオ・マットの3人は1本目中間部の中斜面でコースアウトした。
今大会3個目の金が期待されたボーディ・ミラー(USA)は中間で左ストックが外れ意外なタイムロス、2本目は激しく追い上げたが6位に終わった。こういうポカをやるのもいかにもボーディらしいが、2本目ゴールした後で異常に悔しがっていた。
今季急上昇、期待の佐々木明(日体大)はまったく良いところが無く1本目36位、それでも2本目に上位進出のチャンスはあったのだが、もうやる気全くなし。簡単にコースアウトしてしまった。金曜日に日本チームの記者会見があったときに佐々木に聞いてみた。「GSの2本目はやめたのか失敗したのか」と。答えは「やめたわけではないが、ターンしたら次の旗がなかった。インスペクションもやらなかったし」との答えが返ってきた。つまりそういう奴なんだ。
それとコースについても聞いてみた。「確かに自然の雪を水をまかずにパックした雪質だから、グリップ感が違う。その点は十分に知っておかなければならん。コンビスラロームのカタ反なんて、自分にとっては滅多にないことなんだ」と云っていた、にもかかわらず見事罠にはまった。
佐々木だけではない、皆川賢太郎も同じ過ちを犯している。ゴールに向かう凸でスリップし転倒、コースアウト。悔しがって大声でわめいたが、自分自身に怒りまくっても後の祭り。
木村公宣は22位ながら良くやったという印象だ。このままトリノまで頑張ってもらった方がよい。これも記者会見の時だが「アジア大会の優勝で区切りがついた」という発言の真意はと聞いたところ、「確かにそうは云ったが、一つの優勝で何かが吹っ切れたと言う意味で、具体的にどうのこうのは考えていない」ということで、彼にはチームリーダーとしてのやることがまだ残っているはずである。懐を深くして足に体重をしっかりと乗せ、確実にターンを仕上げてゆく彼の滑りは蘇ったように見える。この上はスラローム最年長優勝記録を目指して貰いたい。明るい笑顔も戻ったことだし。 |
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写真
上・左 木村公宣(ロシニョールジャパン)
1本目24位、トータル22位
上・右 佐々木明(日体大)
1本目36位、2本目途中棄権
下・左 皆川賢太郎(アンビシャスSC)
1本目途中棄権 |
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1位 イヴィツァ・コステリッチ(CRO)
「ワタシ ハ ハヤイ カイテン! エ、イチバン!」 いきなり日本語が飛び出し、記者会見場は皆びっくり。
「クロアチアSL男子初めての金に私はゴールで喜びをかみしめました。自分の家族も同様です。ケガからの長い時間をへてカムバック、みんなスイスでの出来事だった。トレーナーも同じ思いでやっと今日の日にたどり着いたと二人で泣いてしまった。皆さんは私をチャンピオンと言われるが自分はそうではないと思っている。妹は滑れば勝つかもしれないが自分は2本とも集中して、事実2本目にはエラーもやっているし、それでやっとSLで勝つことが出来た。本当のチャンプとはボーディ、Mr・オーモット、チュースのように4種目を全部やって勝つ、それがチャンピオンといえる。毎日4種目のトレーニングだって凄い量なんだ。自分もその道に行きたいと思う。だがまだ途中にあるにすぎない。今は父のいうようにスラローマーであるだけ、スキーヤーではない。DH、SGのケガで遅れたけれど目標は4種目。ソルトレークではメダルが取れずに悲しかった」。 |
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2位 シルバン・ツルブリッゲン(SUI)
「今季からワールドカップに出て、世界選手権はエントリーさえ考えてもみなかったので、夢のまた夢、本当に信じがたい。経歴はスタムスに入学、スタールデイングに指導をうけ、彼のエンゲルベルク転任でスイスに戻って3年目。ついてきてよかったと感謝しています。2年前ジュニア世界選手権では銀メダルでしたがこれはダウンヒルなんです。ピルミンとは同郷で同じスキーグループで、子供のころ教えを受けたことがありますが、遠い遠い親戚になります。目下Bチーム所属です。今朝イビッアとインスペクションで会ったとき、君は今日チャンピオンになるねといったら、君は2位だ、というので笑ったんですが、いや、どうも本当になってしまって」。
「いや、本気で言ったんだ。もう、君のキッツ2本目のラップを注目していたから分かっていた。それどころか今日の1本目の後、あぶねぇ!最強の敵はシルバンだと脅かされたんだ」と、コステリッチ。
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3位 ジョルジオ・ロッカ(ITA)
「'99年ヴェイル世界選手権SLの4位から長い時間がかかっての初めての銅メダル、イタリア男子チームとして獲得出来て嬉しく思います。ここでの観衆はすごい応援してくれて、自分自身も気合いが入った。自分はここから近いリビーニョ(ITA)の生まれで、母はスイス人なんです。ここでメダルをとれて本当に嬉しい。このコースは易しいものではなく、色々とメンタル面での対策があったのは本当です」。
ではお開きにというところへコステリッチ、「ジョルジョに質問させてください。君は難しいコースに強い、なぜか話してくれ」、「そうかもしれない、だが、今日の君はとにかく速すぎた」、「以前から彼のSLに注目していたんですが,一緒にメダルがとれて喜んでいます」。
初めてのメダリストたちにとって、ピステの敵はお立ち台の友であった。 |
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Slalom MEN Result. 16,02,2003
| Rank |
Name |
Nat. |
Run 1 |
Run 2 |
Time |
| 1 |
KOSTELIC Ivica |
CRO |
50.81 |
49.85 |
1:40.66 |
| 2 |
ZURBRIGGEN Silvan |
SUI |
51.53 |
49.46 |
1:40.99 |
| 3 |
ROCCA Giorgio |
ITA |
51.15 |
49.87 |
1:41.02 |
| 4 |
RAICH Benjamin |
AUT |
50.97 |
50.15 |
1:41.12 |
| 5 |
PRANGER Manfred |
AUT |
51.05 |
50.20 |
1:41.25 |
| 6 |
MILLER Bode |
USA |
51.71 |
49.83 |
1:41.54 |
| 7 |
PALANDER Kalle |
FIN |
51.41 |
50.49 |
1:41.90 |
| 8 |
STIANSEN Tom |
NOR |
51.76 |
50.35 |
1:42.11 |
| 9 |
AAMODT Kjetil Andre |
NOR |
51.79 |
50.48 |
1:42.27 |
| 10 |
LARSSON Markus |
SWE |
52.46 |
49.83 |
1:42.29 |
| 11 |
KNIGHT Chip |
USA |
52.24 |
50.08 |
1:42.32 |
| 12 |
HANSSON Martin |
SWE |
52.73 |
49.60 |
1:42.33 |
| 12 |
ROTHROCK Tom |
USA |
52.91 |
49.42 |
1:42.33 |
| 14 |
PAGE Kevin |
FRA |
52.47 |
49.89 |
1:42.36 |
| 15 |
NEUREUTHER Felix |
GER |
52.98 |
49.42 |
1:42.40 |
| 15 |
SCHLOPY Erik |
USA |
52.89 |
49.51 |
1:42.40 |
| 17 |
BOURGEAT Pierrick |
FRA |
52.21 |
50.25 |
1:42.46 |
| 18 |
GRUBELNIK Drago |
SLO |
52.59 |
49.97 |
1:42.56 |
| 19 |
BROLENIUS Johan |
SWE |
52.58 |
50.26 |
1:42.84 |
| 19 |
DRAGSIC Mitja |
SLO |
52.10 |
50.74 |
1:42.84 |
| 21 |
IMBODEN Urs |
SUI |
52.42 |
50.53 |
1:42.95 |
| 22 |
KIMURA Kiminobu |
JPN |
52.81 |
50.22 |
1:43.03 |
| 23 |
HAYER Stanley |
CZE |
52.83 |
50.29 |
1:43.12 |
| 24 |
BAXTER Noel |
GBR |
52.63 |
50.51 |
1:43.14 |
| 25 |
SIMARI BIRKNER Cristian Javier |
ARG |
52.99 |
50.50 |
1:43.49 |
| 26 |
BACHLEDA Andrzej |
POL |
52.82 |
50.70 |
1:43.52 |
| 27 |
LEINO Jukka |
FIN |
53.18 |
50.56 |
1:43.74 |
| 28 |
KRAUS Tomas |
CZE |
53.48 |
51.17 |
1:44.65 |
| 29 |
OOSTERBAAN Rogier |
NED |
53.29 |
51.38 |
1:44.67 |
| 30 |
ALBRECHT Daniel |
SUI |
53.44 |
51.40 |
1:44.84 |
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