"AUDI" ALPINE FIS SKI WORLD CUP 2006/07
Men's 5th Slalom. Kitzbühel (AUT). 27,Jan,2007
イェンス・ビッグマルク(SWE)、ワールドカップ初優勝
男子回転第5戦、キッツビューエル(AUT)、2007年1月27日
Wengen(SUI) Men's Slalom-1, Podium. (L-R) 2nd / Matt, 1st / Byggmark, 3rd / Vogl

 アーデルボーデン(SUI)以来20日ぶりに行なわれた男子スラローム第5戦。1月27日の土曜日、キッツビューエル(AUT)は雪と霧。せっかく開催にこぎ着けたハーネンカムだが、今度は大雪。今年は祟られている。このレースはウェンゲン(SUI)で中止になったスラロームの代替え開催である。

 7番スタートの佐々木明(グローバル・エクステンドスキークラブ)は1本目、トップに2秒83遅れの32位で2本目に進めなかった。WCSLは11位に落ちた。

 1本目のベストタイムをマークしたのは10番スタート、スウェーデンのニューカマー、イェンス・ビッグマルク(21歳)、50秒67。0秒80遅れの2位に17番スタート、アーデルボーデン(SUI)で初優勝を挙げたスイスの新鋭、マーク・ベルトー(23歳)。3位に1秒07遅れでディフェンディング・チャンピオン、オーストリアのベンジャミン・ライヒ(28歳)が付けた。

1st / Jens Byggmark (SWE)
2nd / Mario Matt (AUT)
 2本目、状況は相変わらず良くない。
 優勝したのは1本目トップで折り返したイェンス・ビッグマルク。下位の選手からの激しい追い上げはあったが、ビッグマルクは2本目7位のタイムながら貯金を生かして逃げ切り、ワールドカップの初優勝を飾った。

 今季開幕初戦のレヴィ(FIN)で34番スタートから6位に入り、第2戦のビーバー・クリーク(USA)では35番スタートから5位に入った。第3戦のアルタ・バディア(ITA)では25番スタートで10位、第4戦のアーデルボーデン(SUI)は19番スタートで8位、そして今日第5戦で自国開催の世界選手権を前にしてトップに上り詰めた。今季これまで途中棄権、失格は一度もない。安定した滑りでトップシードの仲間入りを果たした。

 スウェーデンはスラロームの第1シードに、マルクス・ラルション、アンドレ・ミーラー、イェンス・ビッグマルクの3人を送り込んでいる。オーストリアの4人に迫るスラローム王国である。

 2位に2本目のベストタイムをマークしたオーストリアのマリオ・マット(27歳)。1本目はトップのビッグマルクに1秒70差の10位だった。今季はウェンゲン(SUI)のスーパー・コンビネーションで優勝、アーデルボーデンのスラロームで3位。
 22歳の冬、2001年に地元サン・アントン(AUT)で開かれた世界選手権のスラロームで優勝し、オーストリアの国民的アイドルになったマットだったが、様々な紆余曲折を経て今季、ようやく本来の実力を発揮しだした。

 3位にドイツの大ベテラン、アロイス・ヴォグル(34歳)。1本目の16位から2本目に2位のタイムを叩き出して3位に浮上した。昨年のウェンゲンに於ける3位以来の表彰台である。ベテランのヴォグルと新鋭のフェリックス・ノイロイター(22歳)、ドイツチームは久しぶりに活気づいている。

 1本目2位に付けていたベンジャミン・ライヒは2本目は失速して5位に後退した。25番スタートのシルバン・ツルブリッゲン(25歳)が1本目14位のタイムから2本目6位のタイムで4位に浮上した。また1本目8位だったフェリックス・ノイロイター(22歳)は7位のタイムでトータル6位に浮上した。
 このレースから復帰したオーストリアのラインフリード・ヘルブスト(28歳)は13番でスタートし、トータルでトップに3秒22遅れの21位でフィニッシュした。

 総合優勝争いは、2位のディィディエ・キューシュ(SUI)は不出場、3位のボーディ・ミラー(USA)は1本目にコースアウトで、今日13位に入賞したノルウェーのアクセル・ルンド・スヴィンダル(24歳)が若干ポイントを伸ばし暫定トップは変わらない。

佐々木明(グローバル・エクステンドスキークラブ) 湯浅直樹(スポーツアルペンSC)

 日本チームは佐々木明の他、湯浅直樹(スポーツアルペンSC)が出場したが、湯浅は1本目トップに3秒69遅れの56位で2本目には進めなかった。
Men's 5th Slalom, Result
Rank Bib Name Year Nat. Run 1 Run 2 Total Time
 1  10 BYGGMARK Jens  1985  SWE   50.67  53.07  1:43.74
 2  12 MATT Mario  1979  AUT   52.37  52.24  1:44.61
 3  27 VOGL Alois  1972  GER   52.63  52.59  1:45.22
 4  25 ZURBRIGGEN Silvan  1981  SUI   52.49  52.86  1:45.35
 5  4 RAICH Benjamin  1978  AUT   51.74  53.67  1:45.41
 6  11 NEUREUTHER Felix  1984  GER   52.29  53.17  1:45.46
 7  8 KOSTELIC Ivica  1979  CRO   51.90  53.68  1:45.58
 8  15 SCHOENFELDER Rainer  1977  AUT   52.89  52.79  1:45.68
 9  9 JANYK Michael  1982  CAN   51.92  53.79  1:45.71
 10  39 GINI Marc  1984  SUI   53.12  52.63  1:45.75
 10  6 MYHRER Andre  1983  SWE   52.23  53.52  1:45.75
 12  26 MOELGG Manfred  1982  ITA   52.72  53.08  1:45.80
 13  14 SVINDAL Aksel Lund  1982  NOR   52.48  53.42  1:45.90
 14  2 ROCCA Giorgio  1975  ITA   52.28  53.63  1:45.91
 15  3 LIGETY Ted  1984  USA   52.63  53.31  1:45.94
 16  21 BOURGEAT Pierrick  1976  FRA   52.60  53.40  1:46.00
 17  41 KOLL Alexander  1982  AUT   52.90  53.11  1:46.01
 18  1 PALANDER Kalle  1977  FIN   53.41  52.63  1:46.04
 19  29 COCHRAN Jimmy  1981  USA   52.92  53.21  1:46.13
 20  43 ENGL Kurt  1979  AUT   53.34  53.15  1:46.49
 21  13 HERBST Reinfried  1978  AUT   52.43  54.53  1:46.96
 22  35 LLORACH Gaetan  1974  FRA   53.30  53.73  1:47.03
 23  56 TREJBAL Filip  1985  CZE   53.08  54.63  1:47.71
 24  51 RAZZOLI Giuliano  1984  ITA   53.30  54.49  1:47.79

FIS Official Result