"AUDI" FIS ALPINE SKI WORLD CUP 2005/06
66. HAHNENKAMMRENNEN 2006
Kitzbuhel (AUT), Men's 6th Slalom, 22,Jan,2006

ジャン・ピエール・ヴィダル(FRA)4年ぶりの2勝目、ロッカ6連勝ならず
皆川賢太郎(アルビレックス新潟)・12位、佐々木明(ガーラ湯沢)・14位タイ
2006年1月22日、キッツビューエル(AUT)、男子回転・第6戦

Kitzbuhel M-SL, Podium, (L-R) 2nd / Herbst(AUT), 1st / Vidal(FRA), 3rd / Raich(AUT)
1st / Jean-Pierre Vidal (FRA)
2nd / Reinfried Herbst (AUT) 3rd / Benjamin Raich (AUT)
4th / Stephane Tissot (FRA) 5th / Reiner Schoenferder (AUT)

第66回・ハーネンカム大会
 男子スラローム・第6戦は1月22日、雪の降り続くキッツビューエルの“ガンスレルン”コースで行なわれた。これまでスラローム5連勝と負け知らずだったジョルジオ・ロッカ(ITA)が1本目痛恨の失敗で2本目に進めなかった。

 2002年、ソルトレーク・オリンピックの覇者、フランスのベテラン、ジャン・ピエール・ヴィダル(28歳)が4年ぶりの勝利を飾った。ワールドカップでも同年のクラニスカ・ゴラ(SLO)以来となる通算2勝目である。1本目にベストタイムを奪い、2本目は6位のタイムながら得意の逃げ切りで勝利を手中にした。

 2位にはオーストリアの遅れてきた青年、ラインフリード・ヘルブスト(27歳)。今シーズンはチームから外されたが自費参加で参戦、スラロームを専門に戦っている。今季はマドンナ(ITA)で8位、先のウェンゲン(SUI)で6位に入り注目を浴びた。オーストリアはベンジャミン・ライヒ以外のトップシードが不振の中、ヘルブストの活躍が目立っている。既に27歳のワールドカップ・ルーキー。度重なる怪我で出遅れていたが今季は本来の力を発揮しそうだ。チームにとっても嬉しい誤算だったろう。

 3位にスラロームでは中々勝てないベンジャミン・ライヒ。宿敵のジョルジオ・ロッカ(ITA)が失敗しただけにチャンスかと思われたが又勝利を逃した。

 今季第1戦のビーバー・クリーク(USA)で自己最高の2位に入って注目を浴びたフランスの・ステファンヌ・ティソ(25歳)が4位、オーストリアのスラローム・スペシャリスト、ライナー・シェンフェルダー(28歳)が5位、アメリカの新鋭、テッド・リゲティ(21歳)が6位に入った。

12位・皆川賢太郎(アルビレックス新潟) 14位・佐々木明(ガーラ湯沢)
湯浅直樹(北海道東海大) 岡田利修(天山リゾート) 生田康宏(東京美装)

 9番でスタートした佐々木明(ガーラ湯沢)は1本目、トップのヴィダルに1秒33遅れの11位。21番でスタートした皆川賢太郎(アルビレックス新潟)は1秒74遅れの16位に付けた。

 2本目は皆川が6位のタイムでトータル12位、佐々木は2本目25位のタイムで14位タイの成績だった。

 58番でスタートした湯浅直樹(北海道東海大)は1本目51位で2本目には進めなかった。70番スタートの生田康宏(東京美装)と82番スタートの岡田利修(天山リゾート)はともに1本目途中棄権に終わった。

 WCSLは佐々木明・16位、皆川賢太郎・18位、湯浅直樹・39位、岡田利修・71位。

Hahnenkamm Podium, (L-R) 2nd / Miller(USA), 1st / Raich(AUT), 3rd / Svindal(NOR)
Comb. 1st / Benjamin Raich (AUT) Comb. 2nd / Bode Miller(USA)

●コンビはベンジャミン・ライヒが優勝
 21日の滑降と今日の回転の総合で争われたコンビネーションは滑降10位、回転3位のベンジャミン・ライヒが優勝。2位に滑降4位、回転18位のボーディ・ミラー(USA)、3位に滑降34位、回転26位のアクセル・ルンド・スビンダル(NOR)が入った。
Comb. 3rd / Aksel Lud Svindal (NOR)

1位、ジャン・ピエール・ヴィダル(FRA)
 「この勝利は出血(ポールが当たって鼻出血)という出費が伴いましたがワールドカップ2勝目になりました。今日はソルトレーク五輪を思い出し、あのときも1本目はラップだったからとナーバスになることもなく2本目はコントロールしたレースが出来た。自分一人の力ではなく、トレーナーと一体になって闘った成果です。次は多分トリノ」。

2位、ラインフリード・ヘルブスト(AUT)
 「ハンマーで殴られたような衝撃を受け、狂気の沙汰でワールドカップのお立ち台に立った。自分はすでに27歳、新進の若手とアナウンスされるけど、膝のケガですでに5回も手術台に上り、今季はスキー連盟のカーダーも外されたので自費でトレーニングに参加していた。これまでの良い成績は、警察官の選手権大会SLのチャンピオン。今日でオリンピックへの地盤も出来た。次のシュラドミングが楽しみ」。

3位、ベンジャミン・ライヒ(AUT)
 「ハーネンカムの優勝はダウンヒルとスラロームの闘い、自分はそれにかけた多少確実といえるスラロームをやったかもしれない。ハーネンカム優勝は最高だ」。

前日の滑降で右手のケガでキッツビューエルの病院からヘリコプターでザルツブルグの大学病院へ運ばれたフリッツ・ストローブル(AUT)は、やはり骨折していて手術を受けるため次のガルミッシュ(GER)は回避する。「ゲートを持ってレースをやったし、失格でもしかたがない。ネットに飛び込まずに済んだのは非常な幸運だったよ」と語った。。
Kitzbuhel Men's Slalom, Result
Rank Bib Name Nat. 1st Run 3nd Run Total Time
 1  11 VIDAL Jean-Pierre  FRA   47.21  51.67  1:38.88
 2  20 HERBST Reinfried  AUT   47.95  51.29  1:39.24
 3  5 RAICH Benjamin  AUT   47.50  51.88  1:39.38
 4  19 TISSOT Stephane  FRA   47.95  51.69  1:39.64
 5  7 SCHOENFELDER Rainer  AUT   47.67  52.25  1:39.92
 6  6 LIGETY Ted  USA   48.42  51.73  1:40.15
 7  2 PALANDER Kalle  FIN   47.92  52.25  1:40.17
 8  13 GRANDI Thomas  CAN   48.46  51.72  1:40.18
 9  8 LARSSON Markus  SWE   49.53  50.72  1:40.25
 10  61 GRANGE Jean-Baptiste  FRA   49.13  51.18  1:40.31
 11  10 MOELGG Manfred  ITA   48.69  51.88  1:40.57
 12  21 MINAGAWA Kentaro  JPN   48.95  51.64  1:40.59
 13  39 MARINAC Martin  AUT   49.24  51.42  1:40.66
 14  25 BROLENIUS Johan  SWE   49.29  51.57  1:40.86
 14  9 SASAKI Akira  JPN   48.54  52.32  1:40.86
 16  14 VOGL Alois  GER   48.98  51.89  1:40.87
 17  12 KOSTELIC Ivica  CRO   48.01  52.90  1:40.91
 18  17 MILLER Bode  USA   48.71  52.24  1:40.95
 19  47 ALBRECHT Daniel  SUI   49.41  51.66  1:41.07
 20  36 KNIGHT Chip  USA   48.96  52.14  1:41.10
 21  44 GINI Marc  SUI   48.92  52.23  1:41.15
 22  38 KOSIR Jure  SLO   49.17  52.22  1:41.39
 23  45 DEVILLE Cristian  ITA   49.13  52.27  1:41.40
 23  43 VAJDIC Bernard  SLO   49.09  52.31  1:41.40
 25  28 NEUREUTHER Felix  GER   49.20  52.31  1:41.51
 26  16 SVINDAL Aksel Lund  NOR   49.34  52.23  1:41.57
 27  51 MYHRE Lars  NOR   49.08  52.52  1:41.60
 28  29 BERGAMELLI Giancarlo  ITA   49.19  53.87  1:43.06

Kitzbuhel Men's Combined, Result
Rank Name Nat. Total Time
 1 RAICH Benjamin  AUT   3:27.38
 2 MILLER Bode  USA   3:28.08
 3 SVINDAL Aksel Lund  NOR   3:30.92
 4 FILL Peter  ITA   3:33.28
 5 SPORN Andrej  SLO   3:36.84
 6 NYMAN Steven  USA   3:37.28
 7 KERNEN Bruno  SUI   3:38.11
 8 HOROSHILOV Alexandr  RUS   3:40.09
 9 BOURQUE Francois  CAN   3:40.42
 10 HOFFMANN Ambrosi  SUI   3:41.61

FIS Official Result - Slalom
FIS Official Result - Combined