"AUDI" FIS ALPINE SKI WORLD CUP 2005/06
Kranjska Gora (SLO), Men's 3rd Giant Slalom, 21,Dec,2005
ベンジャミン・ライヒ(AUT)、ようやく本領を発揮して今季初優勝
2005年12月21日、クラニスカ・ゴラ(SLO)、男子大回転・第4戦
Kranjska Gora (SLO), M-GS-Podium, (L-R)2nd/Blardone(ITA), 1st/Raich(AUT), 3rd/Grandi(CAN)
1st / Benjamin Raich(AUT)
2nd/Massimiliano Blardone (ITA) 3rd/Thomas Grandi (CAN)

 男子大回転・第4戦がクラニスカ・ゴラ(SLO)で行なわれた。今年で45回を重ねる準クラシックレースである。ベンジャミン・ライヒ(AUT)がようやく本領を発揮して今季初優勝を挙げた。ワールドカップ通算17勝目である。

 大回転のコースはどこも癖のあるやっかいなコースが多いのだが、ここもご多分に漏れずかなりな難コースだ。
 ここのコースはスタート直後は中斜面が続き、次に緩斜面の廊下を経て大斜面に出る。波のある中・緩斜面が続き、そして最後の急斜面に至る。問題はこの最後の急斜面である。過去幾多のレースでもこの急斜面で涙をのんだ選手が多くいた。前半の中斜面でタイムを稼いでも最後の難所でタイムをロスし、あるいは失敗してコースアウトというケースが多いのだ。

 1本目、トップに立ったのはベンジャミン・ライヒ、1分10秒46。2位に0秒27遅れで同僚のヘルマン・マイヤー(33歳)。3位は0秒96遅れで今季調子の良いアメリカのダロン・ラールブス(32歳)。以下、3日前にアルタ・バディア(ITA)で勝ったばかりのマッシミリアーノ・ブラルドーネ(ITA)、ボーディ・ミラー(USA)、トーマス・グランディ(CAN)、フランソワ・ブーケ(FRA)、フレデリック・ニーベルク(SWE)、エリック・シュロピィ(USA)、カレ・パランダー(FIN)と続いた。ここまでがトップに2秒差以内。いずれも大回転巧者の面々である。

  2本目、やはり波乱が待っていた。トップ10の内、ヘルマン・マイヤー、ダロン・ラールブス、ボーディ・ミラーが、いずれもスプリットタイムを更新しながらも後半でコースアウト。

 1本目トップだったライヒが逃げ切って今季初優勝。1本目4位だったブラルドーネがヘルマンとダロンがアウトのため2位に、1本目6位だったトーマス・グランディが3位。現役最年長のフレデリック・ニーベルク(36歳)が4位に食い込んだ。ニーベルクは3年前にここで勝っている。


 38番スタートで1本目14位、トータルで7位に入ったアメリカの新人、ジェームス・コクラン(24歳)は1972年・札幌オリンピックのスラロームで優勝したバーバラ・コクランの息子だ。

 49番スタートで14位に入ったフランスのトーマス・ファナラはフランスBチームの新人。とは言っても彼はすでに24歳、昨シーズンもここで25位に入っているアネシィ出身のニューカマーである。2本目のベストタイムをマークして1本目の27位からランクアップした。

 42番スタートで1本目30位、トータルで24位のフローリアン・エイサス(ITA)は21歳の新人。今季ヨーロッパカップの大回転で3連勝を飾り挑戦してきた。昨シーズンもここでの大回転と回転に出場しているがどちらも2本目に残れなかった。今日はワールドカップ出場3戦目で初ポイントを獲得した。


 日本チームからただ一人出場した佐々木明(ガーラ湯沢)は1本目48位で2本目には進めなかった。

Kranjska Gora, Men's Giant Slalom, Result
Rank Bib Name Nat. 1st Run 2nd Run Total Time Diff.
1 4 Benjamin RAICH AUT 1:10.46 1:12.00 2:22.46 0.00
2 7 Massimiliano BLARDONE ITA 1:11.43 1:12.03 2:23.46 1.00
3 2 Thomas GRANDI CAN 1:11.53 1:12.08 2:23.61 1.15
4 9 Fredrik NYBERG SWE 1:12.05 1:11.78 2:23.83 1.37
5 21 Manfred MOELGG ITA 1:12.49 1:11.40 2:23.89 1.43
6 19 Erik SCHLOPY USA 1:12.16 1:11.80 2:23.96 1.50
7 38 James COCHRAN USA 1:12.72 1:11.36 2:24.08 1.62
8 17 Marco BUECHEL LIE 1:12.83 1:11.32 2:24.15 1.69
9 29 Hannes REICHELT AUT 1:12.73 1:11.52 2:24.25 1.79
10 25 Alberto SCHIEPPATI ITA 1:12.39 1:11.94 2:24.33 1.87
11 47 Raphael BURTIN FRA 1:13.50 1:10.88 2:24.38 1.92
12 8 Davide SIMONCELLI ITA 1:12.75 1:11.66 2:24.41 1.95
13 10 Didier DEFAGO SUI 1:12.59 1:11.83 2:24.42 1.96
14 49 Thomas FANARA FRA 1:13.67 1:10.83 2:24.50 2.04
15 24 Mirko DEFLORIAN ITA 1:13.25 1:11.45 2:24.70 2.24
16 11 Rainer SCHOENFELDER AUT 1:12.79 1:11.99 2:24.78 2.32
17 20 Joel CHENAL FRA 1:13.20 1:11.64 2:24.84 2.38
18 3 Kalle PALANDER FIN 1:12.22 1:12.77 2:24.99 2.53
19 15 Aksel Lund SVINDAL NOR 1:12.92 1:12.14 2:25.06 2.60
20 22 Dane SPENCER USA 1:13.02 1:12.05 2:25.07 2.61
21 16 Christoph GRUBER AUT 1:13.24 1:11.95 2:25.19 2.73
21 32 Giorgio ROCCA ITA 1:13.56 1:11.63 2:25.19 2.73
23 37 Christian MAYER AUT 1:13.77 1:11.53 2:25.30 2.84
24 42 Florian EISATH ITA 1:13.92 1:11.49 2:25.41 2.95
25 13 Francois BOURQUE CAN 1:11.96 1:13.46 2:25.42 2.96
26 43 Ryan SEMPLE CAN 1:13.92 1:12.49 2:26.41 3.95

FIS Official Result