"AUDI" FIS ALPINE SKI WORLD CUP 2005/06
Soelden (AUT) Men 1st Giant Slalom. 23,10,2005
ヘルマン・マイヤー(AUT)、5年ぶりにリベンジを果たす。
「レクザム」、いきなりの表彰台、ライナー・シェンフェルダー(AUT)、GS初の3位

2005年10月23日、ソールデン(AUT)、男子大回転第1戦
Soelden (AUT), Men's Giant Slalom, Podium
1st / Hermann maier (AUT)
2nd / Bode Miller (USA) 3rd / Rainer Schoenferder (AUT)
4th / Benjamin raich (AUT) 6th / Massimiliano Blardone (ITA)

 ヘルマン・マイヤーが2000年以来実に5年ぶりにソールデンの開幕戦を制し、怪物“ハーミネーター”が総合優勝とオリンピックのメダル獲得に動き出した。ヘルマンはソールデン3勝目。

 男子大回転第1戦は10月23日、昨日の女子に続いてソールデンのレッテンバッハ氷河を舞台に行なわれた。公式発表では1万6000人の観客が詰めかけた。天候は晴れたり曇ったり。気温、スタートで+4℃、ゴールで+3℃。体感的には寒い日だった。コースはハードパックされたアイスバーン状態。


 1本目トップに立ったのはボーディ・ミラー、2位にベンジャミン・ライヒ(AUT)、3位にマッシミリアーノ・ブラルドーネ(ITA)、ここまでならいつもの顔ぶれで順調に今年もスタートするかに思われた。

 だが2本目に波乱が待っていた。1本目5位に付けていたヘルマン・マイヤーが2本目は26番のスタートで2本目のベストタイムをマークし、その後に来る5人がこのタイムを抜くことが出来ず、ヘルマンのワールドカップ通算51勝目が確定したのである。51勝はアルベルト・トンバ(ITA)の50勝を抜き単独2位の記録(1位はインゲマルステンマルク(SWE)の86勝)。ボーディ・ミラーを押さえて勝った瞬間、ヘルマンは大喜びではしゃぎ回った。その目には涙が光っていた。
 ニュージーランドでの怪我の影響はと聞かれて「痛みなど感じるひまはなかった。ハードなコースで久しぶりに勝てたし、この51勝はトンバを抜いた、これは嬉しかった。涙もでるさ」。

 100分の7秒差で2位のボーディ・ミラーは相変わらず安定しない滑りで2本目の中間計時は問題なしのダントツだったが、後半タイムが伸びなかった。表彰式のインタビューでも語っていたが、「スピードが出なくてあせった」様子が滑りにも見て取れた。だが2位をキープするところはさすが韋駄天ボーディである。
 「2、3のエラーはあったが失敗はしなかった。後半で急に速度が落ちた。これで負けた。ああ、体重は100kgを越えた。今季は30%をウェイトトレーニングで落とし体力をつけた。勿論トリノ五輪は今季のヤマ、しかし、自分はシーズンを闘い抜くワールドカップのほうが意義があると思っている。プレスからベストスキーヤーの表彰を受けた(セルジュ・ラング・トロフィー)。若干意外な感じだね。でも喜んでいるのは本当だ」。

 3位に入ったライナー・シェンフェrダー(AUT)は大回転の表彰台に立つのはこれが初めて。去年の開幕戦でもここで5位に入っているが、どちらかというとスラロームのスペシャリストという感が強かった。昨夜行なったライナーとの独占インタビューでは「レグザムに変えて滑りに自信が出てきた」と語っていた。詳しい内容は某雑誌からの依頼だったのでそちらに譲るが、今季バルディゼール(FRA)のスーパーGにもチャレンジするとの言葉通り、今後は高速系にも積極的にチャレンジするとのことである。何はともあれ、ニコール・ホスプ(AUT)で途切れていたレグザムのワールドカップサポートがこのような形で再び実現したことを素直に喜びたい。


5th, Francois Bouque(CAN) 8th, Ted Ligety(USA)
 49番スタートで5位に入ったフランソワ・ブーケ(CAN)と64番スタートから8位に入ったテッド・リゲティ(USA)の進境が著しい。またフレデリック・ニーベルク(SWE)も上昇ムードである。

Akira Sasaki (JPN) Daisuke Yoshioka (JPN)
 72番でスタートした佐々木明(ガーラ湯沢)は1本目トップのボーディ・ミラーに3秒69遅れの47位、2本目には残れなかった。また68番でスタートした吉岡大輔(アルビレックス新潟)は6秒78遅れの60位でこれも2本目には残れなかった。
Soelden(AUT), Men's 1st Giant Slalom. Result
Rank Bib Name Nat. 1st run 2nd run Total Time
 1  1 MAIER Hermann  AUT   1:08.76  1:08.84  2:17.60
 2  7 MILLER Bode  USA   1:08.04  1:09.63  2:17.67
 3  17 SCHOENFELDER Rainer  AUT   1:08.77  1:09.01  2:17.78
 4  5 RAICH Benjamin  AUT   1:08.44  1:09.93  2:18.37
 5  49 BOURQUE Francois  CAN   1:09.30  1:09.12  2:18.42
 6  3 BLARDONE Massimiliano  ITA   1:08.50  1:09.97  2:18.47
 7  15 NYBERG Fredrik  SWE   1:08.75  1:09.87  2:18.62
 8  64 LIGETY Ted  USA   1:10.06  1:08.59  2:18.65
 9  4 GRANDI Thomas  CAN   1:10.04  1:08.80  2:18.84
 10  37 SCHIEPPATI Alberto  ITA   1:10.17  1:08.70  2:18.87
 11  16 SVINDAL Aksel Lund  NOR   1:09.25  1:09.69  2:18.94
 12  6 PALANDER Kalle  FIN   1:09.11  1:09.87  2:18.98
 13  11 GOERGL Stephan  AUT   1:09.16  1:09.88  2:19.04
 14  45 MATT Mario  AUT   1:10.26  1:08.84  2:19.10
 15  36 REICHELT Hannes  AUT   1:09.81  1:09.51  2:19.32
 16  12 DEFAGO Didier  SUI   1:09.16  1:10.25  2:19.41
 17  20 GRUBER Christoph  AUT   1:09.16  1:10.40  2:19.56
 18  30 DE TESSIERES Gauthier  FRA   1:10.12  1:09.52  2:19.64
 19  29 SCHIFFERER Andreas  AUT   1:10.36  1:09.42  2:19.78
 20  27 RIEDER Arnold  ITA   1:09.97  1:09.82  2:19.79
 21  19 WALCHHOFER Michael  AUT   1:09.29  1:10.52  2:19.81
 22  28 SOLBAKKEN Bjarne  NOR   1:09.72  1:10.10  2:19.82
 23  8 CUCHE Didier  SUI   1:09.06  1:10.92  2:19.98
 24  14 CHENAL Joel  FRA   1:09.81  1:10.28  2:20.09
 25  10 SIMONCELLI Davide  ITA   1:09.54  1:10.68  2:20.22
 26  23 GORZA Ales  SLO   1:10.06  1:10.94  2:21.00
 27  26 RAINER Niklas  SWE   1:10.37  1:17.65  2:28.02

FIS Official Result