"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2004/05
Wengen (SUI), Men's 5th Slalom, 16,Jan,2005
アロイス・フォグル(GER)、初優勝。佐々木明・9位
男子回転第5戦、ウェンゲン(SUI)、16,Jan,2005
Wengen, Men's Slalom, Podium. (L-R) 2nd/Ivica Kostelic(CRO), 1st/ Alois Vogl(GER), 3rd/ Benjamin Raich(AUT)
1st / Alois Vogl (GER) 1st Run
2nd / Ivica Kostelic (CRO) 3rd / Benjamin Raich (AUT)
9th / Akira Sasaki (JPN) Kentaro Minagawa (JPN), DNF 2nd run

 男子回転第6戦、1本目はメンリッヒェン・コース。午前9時45分スタート。ユングフラウに遮られて陽は全く当たらない。暗く、寒いコースである。

 1本目トップに立ったのは、今季大回転で2勝を上げているトーマス・グランディ(CAN)、46秒72。2位にベンジャミン・ライヒ(AUT)、0秒08遅れ、3位にカレ・パランダー(FIN)が0秒44遅れで付けている。
 11番でスタートした佐々木明(ガーラ湯沢)は1秒46遅れで18位、35番でスタートした皆川賢太郎(アルビレックス新潟)は0秒99遅れで、佐々木より上の8位に付けている。58番でスタートした湯浅直樹(北海道東海大)は急斜面でコースアウト、77番でスタートした岡田利修(天山リゾート)は3秒36遅れの55位でゴールしたがゴール目前で片反、2本目には進めなかった。ここで絶対に勝つと豪語していたボーディ・ミラー(USA)は1秒01遅れの9位。マリオ・マット、ライナー・シェンフェルダーのオーストリアの二人は急斜面でコースアウトした。

 2本目のスタートは12時45分。ユングフラウコース。午後はさんさんと陽は降り注ぎ、明るく華やかなコースになる。気温は若干上がったが、コースはアイシーなコンディション。ワールドカップのスラロームコースとしては一番短いコースだが、クラシック特有なひねくれたコースだ。特に中間にある崖とも呼べる急斜面が選手たちを悩ませる。今日もここで多くの選手たちがタイムをロスし、コースアウトが続出した。

 フラッハウ(AUT)で3位に入賞し初めての表彰台をゲットしたドイツのベテラン、アロイス・フォグルが、ワールドカップ11シーズン目にして初優勝を飾った。一度はトップに立ったジョルジオ・ロッカ(ITA)はゴールを目前にしての片反が判明してフォグルに優勝が転がり込んだ。合計タイム1分35秒38。1本目は4位、2本目は3位のタイムでの優勝である。
 2位に0秒21遅れでイヴィツァ・コステリッチ(CRO)。今季初の表彰台である。0秒46遅れの3位に1本目2位に付けていたベンジャミン・ライヒ(AUT)が入った。

 1本目トップだったトーマス・グランディは2本目は失敗スラロームで23位と順位を落とした。
 1本目3位に付けていたカレ・パランダー(FIN)と8位に付けていた皆川賢太郎、9位に付けていたボーディ・ミラーらは2本目あえなくコースアウトで沈没した。

 1本目18位だった佐々木明は2本目8位のタイムでトータル9位へとランクアップした。
 佐々木明のスラローム・ワールドカップ・ランキングは9位・47ポイント、WCSLランキングは11位・230ポイント。
 皆川賢太郎のスラローム・ワールドカップ・ランキングは25位・47ポイント、WCSLランキングは38位・47ポイント。
Naoki Yuasa (JPN), DNF 1st run Risyu Ohada (JPN), DSQ 1st run

1st. Alois Vogl (GER)
 「グランディの失敗を見ても、ロッカの失格を聞いても、瞬間自分が勝ったとは反応出来なかった。ああ、ついに果たした、そう思ったのはそのまた後だった。自分はここウェンゲンに何回出場したか思い出せない、ドイツ選手がここのスラロームで勝ったのが何時かは後で教えてもらった(1974 Ch.Neureuther) 。レース1本目は慎重に、しかし2本目はハラキリ・スラロームで崖をおりた。今季好調の原因は良いトレーニングが出来ことに尽きる。イビツァと一緒に9月からアメリカで練習し、タイムは五分五分で勝ったし、コーチにも経験がものを言うのがスラロームと励まされ、ここで滑った9本のスラロームでコースアウトしたことがないという自信をもって、今日の成果があったのだと思う。今季の始めにはさしたる目標があったわけではなく、最終的にトップ10に残れれば良いと思っていた。その気持ちは今でも変わりはないが」。

2nd. Ivica Kostelic (CRO)
 「二重の喜びです。トレーニング兄弟のアロイスとワンツーを決めることが出来たんですからね。今季はリハビリをしながらの転戦。両足のバランスが悪く、太さも違っているので転倒もよくやってしまい、マッサージに毎日処置を受けている現状での2位。本当にスタッフには心配のかけっぱなしだった。これから家に帰り、クロアチア初のワールドカップ(ザグレブ・女子回転)でヤニツァのために前走、その後キッツへ。体重の調整も出来てようやく調子を取り戻せたという感じです」。

Wengen, Slalom, Result
Rank Bib Name Nat. Run 1 Run 2 Total Time
 1  9 VOGL Alois  GER   47.30  48.08  1:35.38
 2  10 KOSTELIC Ivica  CRO   47.35  48.24  1:35.59
 3  5 RAICH Benjamin  AUT   46.80  49.04  1:35.84
 4  7 PRANGER Manfred  AUT   48.12  47.86  1:35.98
 5  17 LARSSON Markus  SWE   47.97  48.12  1:36.09
 6  25 BERGAMELLI Giancarlo  ITA   47.33  48.83  1:36.16
 7  20 ENGL Kurt  AUT   48.30  48.00  1:36.30
 8  12 ZURBRIGGEN Silvan  SUI   48.23  48.08  1:36.31
 9  11 SASAKI Akira  JPN   48.18  48.26  1:36.44
 10  59 BIGGS Patrick  CAN   48.39  48.11  1:36.50
 11  13 MOELGG Manfred  ITA   48.11  48.55  1:36.66
 12  22 ROTHROCK Tom  USA   48.06  48.64  1:36.70
 13  39 SCHMID Hannes Paul  ITA   48.38  48.38  1:36.76
 14  45 DEVILLE Cristian  ITA   48.48  48.29  1:36.77
 15  28 MARINAC Martin  AUT   48.18  48.60  1:36.78
 16  14 KARLSEN Truls Ove  NOR   48.47  48.34  1:36.81
 17  8 BROLENIUS Johan  SWE   48.29  48.61  1:36.90
 17  46 ALBRECHT Daniel  SUI   48.02  48.88  1:36.90
 19  27 MYHRER Andre  SWE   48.24  48.73  1:36.97
 20  26 VIDAL Jean-Pierre  FRA   48.17  48.93  1:37.10
 21  16 BOURGEAT Pierrick  FRA   48.12  49.01  1:37.13
 22  41 HANSSON Martin  SWE   48.49  48.75  1:37.24
 23  15 GRANDI Thomas  CAN   46.72  51.73  1:38.45
 24  29 SCHLOPY Erik  USA   48.49  51.49  1:39.98
* 25  60 VAJDIC Bernard  SLO   48.38  1:07.01  1:55.39

FIS Official Result