"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2004-05
Men's 3nd Giant Slalom, Val d'Isere(FRA), 12,Dec,2004
ゴールすればボーディはやっぱり速かった、ボーディ・ミラー今季5勝目
バルディゼール(FRA), 男子大回転第3戦 2004年12月12日
1st / Bode Miller(USA)
バルディゼール男子大回転表彰台、左から2位・シュース、1位・ミラー、3位・マイヤー
58番スタートで5位入賞のデフローリアン 吉岡大輔、1本目61位 佐々木明、1本目64位

 ボーディ・ミラー(USA)はやっぱり速かった。
 男子大回転第3戦は12月12日、快晴のバルディゼール(FRA)で行なわれた。1本目オーストリアの3人がトップを奪った。1位ヘルマン・マイヤー、1:08.93。0.01遅れの2位にクリストフ・グルーバー、0.03遅れの3位にベンジャミン・ライヒ。0.30遅れの4位にボーディ・ミラー、0.43遅れの5位にビーバー・クリーク(USA)の覇者ラッセ・シュース(NOR)。タイム差から見て滑降でリベンジを果たしたオーストリアが上位独占かに思われた。だが結果はそうは甘くはなかった。

 2本目、先にゴールしたボーディとラッセが暫定1、2位を確保しオーストリア軍団を待つ。まずベンジャミン・ライヒ、ゴール前の急斜面に入ったところで失敗、登りなおしてゴールしたがタイムは最悪。続いてクリストフ・グルーバー、これも今度はゴールを目前にして失敗。そしてヘルマン・マイヤー、1本目の貯金を使い果たして3位止まりだった。ボーディの今季5勝目が確定した。
 ヘルマンはこの日ブーツをアトミックに履き替えて出てきた。今日の成績からすると大分フィットしてきたように見える。

 この日の収穫はイタリアの新人、ミルコ・デフローリアン。58番スタートで1本目24位、2本目にベストタイムをマークしてトータル5位に急浮上した。1983年生まれの21歳。ワールドカップ出場3戦目にしての快挙である。アルタ・バディア男のダビデ・シモンチェリも4位に入り、イタリアチームは確実にチーム力を上げている。

 日本チームからは佐々木明(ガーラ湯沢)と吉岡大輔(アルビレックス新潟)の二人が出場したが、吉岡は1本目トップのヘルマン・マイヤーに3秒33遅れの61位、佐々木は同じく3秒90遅れの64位でともに2本目には進めなかった。

 ビーバー・クリーク以来久しぶりに児玉ヘッドコーチに会ったので佐々木明の後ろ向きゴールについて聞いてみた。「もちろん厳重に注意した。100分の1秒を争う舞台で自らタイムをロスするような行為は決してあってはならない。少しでも順位が上がる事を心がけなければならない、それが選手の使命であり、責任でもある」。大意このようなことを縷々述べたとのことである。それに対し佐々木は「二度としません」と答えたと云うが、「内心不満に思っていることだろう」、とのことであった。またあの行為に対してはペナルティなどのお咎めはまったくない、とのことである。KiPO思うに大会の最終日はキャプテンミーティングはないので、問題にする間もなく皆帰国の途に付いたということもラッキーであった。アメリカの組織委員会はもちろん問題にはしないだろう。もしこれをオーストリアやイタリアのレースファンの前でやったならば大ブーイングを浴びていたかもしれない。

Rank Bib Name Nat. Run 1 Run 2 Total Time
 1  4 MILLER Bode  USA   1:09.23  1:11.43  2:20.66
 2  1 KJUS Lasse  NOR   1:09.36  1:11.59  2:20.95
 3  8 MAIER Hermann  AUT   1:08.93  1:12.06  2:20.99
 4  5 SIMONCELLI Davide  ITA   1:09.70  1:11.81  2:21.51
 5  58 DEFLORIAN Mirko  ITA   1:10.63  1:10.89  2:21.52
 6  7 PALANDER Kalle  FIN   1:10.05  1:11.49  2:21.54
 7  25 DEFAGO Didier  SUI   1:09.72  1:12.06  2:21.78
 8  2 CHENAL Joel  FRA   1:09.94  1:11.90  2:21.84
 9  18 CUCHE Didier  SUI   1:10.10  1:11.91  2:22.01
 10  23 GOERGL Stephan  AUT   1:09.70  1:12.35  2:22.05
 11  13 GRANDI Thomas  CAN   1:09.75  1:12.31  2:22.06
 11  57 RAINER Niklas  SWE   1:10.74  1:11.32  2:22.06
 13  6 BLARDONE Massimiliano  ITA   1:09.72  1:12.38  2:22.10
 14  21 NYBERG Fredrik  SWE   1:10.06  1:12.05  2:22.11
 15  32 RAHLVES Daron  USA   1:10.45  1:11.68  2:22.13
 16  20 AAMODT Kjetil Andre  NOR   1:10.70  1:11.57  2:22.27
 17  10 SCHIEPPATI Alberto  ITA   1:10.59  1:11.71  2:22.30
 18  17 SCHOENFELDER Rainer  AUT   1:10.04  1:12.31  2:22.35
 19  41 FILL Peter  ITA   1:10.62  1:11.77  2:22.39
 20  14 COVILI Frederic  FRA   1:10.31  1:12.18  2:22.49
 21  24 SPENCER Dane  USA   1:10.00  1:12.91  2:22.91
 22  50 ROY Jean-Philippe  CAN   1:10.65  1:12.34  2:22.99
 23  19 SOLBAKKEN Bjarne  NOR   1:10.30  1:12.77  2:23.07
 24  34 KERNEN Bruno  SUI   1:10.21  1:12.88  2:23.09
 25  36 BUECHEL Marco  LIE   1:10.76  1:12.40  2:23.16
 26  15 SCHIFFERER Andreas  AUT   1:10.43  1:14.03  2:24.46
 27  9 GRUBER Christoph  AUT   1:08.94  1:17.72  2:26.66
 28  3 RAICH Benjamin  AUT   1:08.96  1:18.31  2:27.27
 29  46 GORZA Ales  SLO   1:10.77  1:17.43  2:28.20

FIS Official Result