 |
TORINO 2006
2006 OLYMPIC WINTER GAMES |
Alpine Skiing
|
Ladies' Giant Slalom, Sestriere, 24,Feb,2006
女子大回転、セストリエール、2006年2月24日 |
| ジュリア・マンクーゾ(USA)、大金星、初の金メダル、アニャ・パーション敗退 |
 |
 |
 |
| 1st / Julia Mancuso(USA) |
2nd / Tanja Poutiainen(FIN) |
3rd / Anna Ottosson(SWE) |
|

2nd/Poutiainen, 1st/Mancuso, 3rd/Ottosson |
大会15日目、2月24日、女子大回転がセストリエールで行なわれた。激しい雪降りと霧の中で行なわれたこのレース、大波乱が待っていた。ディフェンディング・チャンピオンのヤニツァ・コステリッチ(CRO)はエントリーはしていたが、体調不良で出場を取りやめた。ヤニツァと共に金メダル最有力候補と目されていたスウェーデンのアニャ・パーションは2本目タイムが伸びず6位とメダルを逃した。
1本目、トップに立ったのはアメリカのジュリア・マンクーゾ(21歳)、1分00秒89。2番手にスウェーデンのアニャ・パーション(24歳)、18/100秒遅れ。3位にフィンランドのタニャ・ポウティアイネン(25歳)が32/100遅れで付けた。以下、ニコール・ホスプ(22歳・AUT)、マルティナ・エルトル(32歳・GER)と続く。
2本目、雪はますます激しく、霧もますます深く、おまけにヤニツァの父、アンテ・コステリッチ(CRO)の難しいセット。ビッグレースにあるまじき悪コンディションである。
1本目13位のスウェーデンのベテラン、アンナ・オットソン(29歳)が18番のスタートから良いタイムを出し後続を待つ。28番スタート、1本目3位のタニャ・ポウティアイネンがようやくオットソンの上に立ったが、続く1本目2位のアニャ・パーションは大きくタイムをロスしメダル圏外に去り5位でゴール。1本目トップ、最後のマンクーゾのスタートを待つ。このアメリカの娘にはプレッシャーも悪天候も関係なかった。2本目はオットソンに次ぐ2位のタイム出しての優勝だった。勿論初の金メダル。今大会を通じて元気のなかったアメリカ女子だったが、マンクーゾがその鬱憤を晴らした。 |

Mancuso Finish Line |
 |
マンクーゾは2002年ジュニア世界選手権の滑降と大回転で優勝、ソルトレーク・オリンピックにも抜擢されコンビで13位、アメリカ期待の新人と鳴り物入りでデビューした。 昨2005シーズン、ボルミオ(ITA)で行なわれた世界選手権でもスーパーGと大回転で銅メダルを獲得した。今季は各種目でコンスタントに好成績を上げ、アメリカチームではもっとも期待されていた若手だった。男子コンビで金メダルのテッド・リゲティといい、このマンクーゾといい、若手に救われたアメリカチームである。
ジュリア・マンクーゾ、1984年9月3日、タホ・シティ(Ca.)生まれ、21歳。オリンピック・ヴァレー(スコーヴァレー)所属。トリノ・オリンピックでは、回転以外の4種目に出場し、滑降・7位、コンビ・9位、スーパーG11位、大回転・1位の成績を残した。 |
 |
日本からただ一人参加した廣井法代(アルビレックス新潟)は37番でスタートし、1本目33位、2本目に順位を上げ26位でゴールした。
廣井は1998年・長野、2002年・ソルトレーク・シティ(USA)に続く3大会連続の出場。長野では回転・DNQ、大回転・DNF、ソルトレーク・シティでは回転・14位、大回転・29位、そして今回のトリノでは回転で29位、大回転で26位の成績を残した。 |
|
| 見谷昌禧のプロフェッショナルの視点・オリンピック篇 |
霧が濃くレース展開として運不運が顕著に表われるコンディションだ。女子のレースは男子大回転と同じコースを使用した。スタートしてすぐに緩斜面、次に急斜面が続く。ウェーブがあり大変難しいコースだ。その上に濃霧で視界が悪いという最悪の状況。誰もがスラロームで勝ったパーション選手が圧勝すると予想したことであろう。ところが伏兵のアメリカのジュリア・マンクーゾ選手が勝利を納めた。アメリカ女子がこの種目で金メダルを獲得したのは、1984年のサラエボ(JUG-当時)オリンピックのアームストロング選手以来22年ぶりとのこと。大変な偉業である。
1位、ジュリア・マンクーゾ(USA)
昨シーズンから頭角を現わしてきた。昨年のボルミオ(ITA)世界選手権で大回転とスーパーGで共に3位。実力を付けこのオリンピックを目標に集中してきた。1本目にベストタイム、2本目は2番のタイム、合計2位に0秒67の差を付けて優勝。オフセットの大きな旗門構成に対して、持ち前の脚力を使ってスキーを次の方向へ素早くターンさせるテクニックに長けていた。旗門間を曲線から曲線と結びながらスピードに乗り、スムーズな滑りをしていた。
2位、タニャ・ポウティアイネン(FIN)
26歳のベテラン選手。1本目3位をキープし、2本目3位。トータルで2位となる。フィンランド初めてのメダルを確保。
3位、アンナ・オットソン(SWE)
30歳。2本目は積極的に滑り抜いて一発勝負が決まった。最後のオリンピックで花を咲かせることが出来た。 |
|
| Rank |
Bib |
Name |
YoB |
Nat. |
1st Run |
2nd Run |
Total Time |
| 1 |
9 |
MANCUSO Julia |
1984 |
USA |
1:00.89 |
1:08.30 |
2:09.19 |
| 2 |
12 |
POUTIAINEN Tanja |
1980 |
FIN |
1:01.21 |
1:08.65 |
2:09.86 |
| 3 |
15 |
OTTOSSON Anna |
1976 |
SWE |
1:02.04 |
1:08.29 |
2:10.33 |
| 4 |
7 |
HOSP Nicole |
1983 |
AUT |
1:01.26 |
1:09.40 |
2:10.66 |
| 5 |
6 |
SIMARD Genevieve |
1980 |
CAN |
1:01.47 |
1:09.26 |
2:10.73 |
| 6 |
3 |
PAERSON Anja |
1981 |
SWE |
1:01.07 |
1:09.89 |
2:10.96 |
| 7 |
5 |
ZETTEL Kathrin |
1986 |
AUT |
1:01.95 |
1:09.40 |
2:11.35 |
| 8 |
21 |
FANCHINI Nadia |
1986 |
ITA |
1:01.77 |
1:09.69 |
2:11.46 |
| 9 |
22 |
DREV Ana |
1985 |
SLO |
1:02.45 |
1:09.22 |
2:11.67 |
| 10 |
8 |
PIETILAE-HOLMNER Maria |
1986 |
SWE |
1:02.00 |
1:09.69 |
2:11.69 |
| 11 |
24 |
ACTON Brigitte |
1985 |
CAN |
1:02.07 |
1:09.64 |
2:11.71 |
| 12 |
2 |
MAZE Tina |
1983 |
SLO |
1:01.97 |
1:09.86 |
2:11.83 |
| 13 |
1 |
RIENDA Maria Jose |
1975 |
SPA |
1:02.28 |
1:09.85 |
2:12.13 |
| 14 |
11 |
PUTZER Karen |
1978 |
ITA |
1:02.46 |
1:10.01 |
2:12.47 |
| 15 |
13 |
ERTL-RENZ Martina |
1973 |
GER |
1:01.44 |
1:11.10 |
2:12.54 |
| 16 |
27 |
AUFDENBLATTEN Fraenzi |
1981 |
SUI |
1:03.46 |
1:09.16 |
2:12.62 |
| 17 |
10 |
SCHILD Marlies |
1981 |
AUT |
1:02.68 |
1:10.59 |
2:13.27 |
| 18 |
29 |
LINDELL-VIKARBY Jessica |
1984 |
SWE |
1:02.12 |
1:11.24 |
2:13.36 |
| 19 |
28 |
FLEISS Nika |
1984 |
CRO |
1:03.27 |
1:10.16 |
2:13.43 |
| 20 |
31 |
RUIZ CASTILLO Carolina |
1981 |
SPA |
1:03.18 |
1:10.36 |
2:13.54 |
| 21 |
19 |
JACQUEMOD Ingrid |
1978 |
FRA |
1:02.56 |
1:11.49 |
2:14.05 |
| 22 |
35 |
ALCOTT Chemmy |
1982 |
GBR |
1:04.47 |
1:09.95 |
2:14.42 |
| 23 |
36 |
COOK Stacey J |
1984 |
USA |
1:03.35 |
1:11.09 |
2:14.44 |
| 24 |
16 |
STYGER Nadia |
1978 |
SUI |
1:01.87 |
1:12.58 |
2:14.45 |
| 25 |
34 |
KRZYZYNSKA Dagmara |
1981 |
POL |
1:03.86 |
1:12.05 |
2:15.91 |
| 26 |
37 |
HIROI Noriyo |
1976 |
JPN |
1:04.63 |
1:12.03 |
2:16.66 |
| 27 |
44 |
ZAKOURILOVA Petra |
1978 |
CZE |
1:03.93 |
1:13.07 |
2:17.00 |
| 28 |
49 |
HUCKOVA Eva |
1986 |
SVK |
1:05.24 |
1:13.07 |
2:18.31 |
| 29 |
45 |
MACULOVA Sona |
1987 |
SVK |
1:05.77 |
1:12.84 |
2:18.61 |
| 30 |
33 |
LOLOVIC Jelena |
1981 |
SCG |
1:05.00 |
1:13.84 |
2:18.84 |
|
Official Result |
|