The Sites of the World Cup
ワールドカップのピステ
Garmisch-Partenkirchen (GER)
ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ)
web:Garmisch
Elevation Area: 800 m - Summit: 3240 m
Ski-Club Garmisch e. V.
Fürstenstr. 9a
D-82467 Garmisch-Partenkirchen

Tel.: +49 (0) 8821 3228
Fax: +49 (0) 8821 3538
Mobil: +49 171 5321234

E-Mail:
info@skiclub-garmisch.de
Internet:
http://www.skiclub-garmisch.de/

Contact:
Peter Fischer, +49 171 532 1234

Nearest International Airports:
Munich,GER, Innsbruck, AUT

garmisch  ドイツ南部、オーストリアと国境を接するバイエルン地方はアルプスの一角をなし、ここには多くのスキー場が点在する。ジャンプで有名なオーベルストドルフ、アルペンではオーベルスターフェン、スキー選手を多く輩出したレングリース、かつてはワールドカップも開催されていたプロンテン、そしてガルミッシュ・パルテンキルヘン。

 中でもガルミッシュ・パルテンキルヘンはドイツ最大のスキー場としてだけでなく、ドイツ有数の高級保養地として国際的にもその名は高い。もともとはガルミッシュとパルテンキルヘンの二つの町として発展した。1889年、ミュンヘンからパルテンキルヘンへ鉄道が敷かれたのを機にこの地域は観光地として発展を始める。1935年に両方の町が合併してガルミッシュ・パルテンキルヘンと呼称されるようになった。だがここで開催されるスキー競技のほとんどはガルミッシュ側で行なわれる。したがってスキーの世界では「ガルミッシュ」とだけ呼ばれることが多い。ケーキの「バウムクーヘン」はこの町のケーキ屋さんが最初に作った。「バームクーヘン」誕生の地である。

 ガルミッシュはドイツの最高峰ツーグスピッツェ(2964m)とアルプスピッツェ(2628m)の麓に広がる美しい町だ。ツーグスピッツェはオーストリア(チロル州)との国境に位置し、ガルミッシュからは登山鉄道が、チロル側からはロープウェーが通じる。

 ガルミッシュでは多くの国際競技が開催される。とくに毎年1月1日に開催されるワールドカップジャンプ大会や、アルペンのアールベルグ・カンダハー大会は有名だ。過去には1936年に第4回冬季オリンピック(アルペン種目が最初にオリンピックに登場した大会)、1978年には第25回アルペンスキー世界選手権大会などが開催されている。サン・アントンとシャモニーでのワールドカップはアールベルグ・カンダハーの開催年度に併せて3年に1回というサイクルなのだが、ガルミッシュでは3年毎のAKのほかにも毎年定期的にワールドカップが開催されている。種目は滑降とスーパーGが定番で、AKの年だけ回転が追加される。滑降とスーパーGはアルプスピッツェの「クロイツェック」が、回転はジャンプ会場に隣接した「オリンピア・シースタディオン」が使われる。どちらも1936年のオリンピックに使用された過激なコースが現在でも使用されている。

滑降コース=クロイツェック・カンダハーコース
 クロイツェックのカンダハーコース。スタート標高1700m、ゴール740m、標高差960m、全長3455m。1936年のオリンピックの滑降で優勝したB・ルード(NOR)の優勝タイムは4分47秒4、54年の最初のAK大会で優勝したオーベルアイグナー(AUT)は2分43秒2、77年にコースレコードで優勝したフランツ・クラマー(AUT)のタイムは2分02秒63。'98年のアンドレアス・シーフェラー(AUT)の優勝タイムは1分54秒82だった。ダウンヒルは斯様に異常に早くなっている。

 ガルミッシュ「クロイツェック」の滑降コースは一口で言えば「魔のコース」だ。ゴール前の数十メートルを除きコースには全く日が当たらない。スタートからゴールまで、針葉樹の林を切り開いた暗いコースである。そしていつも雪不足と悪天候に悩まされている。だからガルミッシュでのレースには陰惨な暗い印象が常に付きまとう。だがここは、ワールドカップで使用されるドイツでは唯一の滑降コースなのだ。コースは極めてトリッキーで一般スキーヤーが足を踏み入れることはまず無い。というよりもこのコースにこだわらなくともガルミッシュにはもっと明るく楽しいコースがたくさんある。

 1975年にフランツ・クラマーが平均時速100㎞/hの壁を初めて破りコースレコードで優勝を飾って以来、滑降はそれまでの華麗でテクニカルな世界から、危険なアドベンチャーの世界に突入した。1986年にこのコースで1分50秒33という驚異的なタイムで優勝を飾ったピルミン・ツルブリッゲン(SUI)は、ゴールするなり「何故こんな危ないコースでレースをさせるのだ」と吐き捨てるように叫び脱いだスキーを投げつけた。現在ではターンを多く取り入れたことにより2秒ほどタイムは延びたが危ないことに代わりはない。

回転コース=オリンピア・シースタディオン
 スラロームコースは、伝統あるジャンプ会場と同じ「オリンピア・シースタディオン」にある。ここは1936年に開催された第4回冬季オリンピックの際にもジャンプとアルペン(回転)の会場として使用された。アルペンはかつては1月最初の週の週末に開催されていたがいつも雪不足に悩まされ、現在では1月最後の週か2月最初の週に開催されている。

 滑降のコースと同じように回転のコースも陽は全く当たらない。1982年以来11年ぶりに開催された1993年のアールベルグ・カンダハーの際に、コースの周りに茂っていた樹木を切り払い、さらにスタートを10m上に延ばした。それまでと違って見違えるように明るくなったが、それでも日陰であることに変わりはない。78年の世界選手権の時には2月開催ということもあって、2本目に一部陽の当たる箇所もあったが、1月開催では全く陽が当たらない。要するに暗いコースなのである。

 スタート地点945m、ゴール地点745m、標高差200m。例年60旗門前後がセットされる。46秒台のコースだから長いコースではないが、全体に急斜面で地形に沿って雪を張り付けただけのバーンなので細かな凹凸が多く、見た目以上に難しい。中間とゴール前に棚があり、その下の急斜面が勝負の分かれ目になる。特にゴール前の急斜面から緩斜面に続く箇所はいつもトリッキーな旗が立ち、ここでコースアウトする選手が多い。

 スラロームの最多優勝者はアルベルト・トンバ(ITA)の3勝だが、あのステンマルクはここのワールドカップでは1勝も挙げていない。ただし'78年の世界選手権ではちゃんと回転と大回転で金メダルを獲得している。その世界選手権で日本の海和俊宏(ロシニョールジャパン・当時)が7位に入っている。地元のクリスチャン・ノイロイターに抜かれて6位入賞はならなかった。だがこの記録は猪谷千春さん(現・IOC副会長)に次ぐ世界選手権記録である。


 このガルミッシュでは2011年にアルペンの世界選手権大会が開催されることが決まった。23年ぶり、2回目の開催である。
アクセス
 ガルミッシュはミュンヘンからもオーストリアのインスブルックからも交通の便は非常に良い。

 ミュンヘンからは60km。鉄道でも車(アウトバーン)でも一直線、いずれも1時間以内で到着する。

 インスブルックからは「ランデック(Landeck)」、「アールベルグ(Arlberg)」方面、「A12」アウトバーンを10km程の「ツイール(zilr)」で出て(標識あり)、一般国道「E533」「ガルミッシュ(Garmisch)」方面に入り、「ゼーフェルド(Zeeferd)」、ドイツのバイオリン産地で有名な「ミッテンワルド(Mittenwald)」を経て「ガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch Partenkirchen)」まで59km、1時間である。インスブルックからのルートは雪が付いているとやっかいな道になる。通行禁止になることもあり、道路情報を確認すること。
 



Faust Radici (ITA) 1976 SL / 1st Steve Podoborski (CAN) 1981 DH / 1st

Garmisch Partenkirchen Men's Result
. 1 2 3
1970 DH Schranz 1:58,08 Cordin -0.82 Vogler -1.11
1973 DH Collombin 1:47,38 Varallo / Roux -0.67 . .
DH Collombin 1:46,30 Varallo -0.23 Russi -0.83
1974 DH Collombin 1:46,17 Klammer -0.24 Plank -0.55
SL Neureuther 87,07 Thoeni G. -0.04 Schlager -0.13
1975 DH Klammer 1:43,41 Grissmann -1.39 Walcher -1.65
SL Gros 82,40 Thoeni G. -0.04 Radici -0.48
1976 SL Radici 85,81 Gros -0.09 Stenmark -0.42
1977 DH Klammer 2:02,63 Winkler -0.75 Wirnsberger -1.50
GS Heidegger 3:22,29 Hemmi H. -0.01 Frommelt W. -0.90
1979 DH Wirnsberger 1:57,44 Spiess -0.38 Plank -0.41
SL Luescher 86,11 Mahre P. -0.03 Popangelov -0.15
1981 DH Podborski 1:55,48 Mueller -0.57 Weirather -0.83
SL Mahre S. 80,07 Popangelov -0.50 Frommelt P. -0.56
1982 DH Podborski 1:50,52 Cathomen -0.29 Weirather -0.42
SL Mahre S. 95,97 Mahre P. -1.07 de Chiasa -1.37
1983 SG Luescher 1:36,45 Zurubureggen -0.20 Enn -1.15
1984 DH Podborski 1:56,95 Resch -0.25 Klammer -0.49
SG Wenzel 1:36,53 Zurubureggen -0.09 Enn -1.02
1985 DH Hoeflehner 1:54,56 Mueller -0.22 Steiner -0.67
SG Girardelli 1:34,09 Wenzel -0.17 Stuffer -0.50
1986 DH Zurbriggen 1:50,33 Mair -0.26 Mueller -0.50
SG Wasmeier 1:23,44 Zurubureggen -0.71 Ghidoni -0.74
1991 DH Mahrer 1:55,01 Skaardal / Zehentner -0.06 . .
SG Mader 1:23,95 Heinzer -0.29 Girardelli -0.34
1992 DH Wasmeier 1:50,58 Ortlieb -0.06 Tauscher -0.77
SG Holzer 1:17,09 Accola -0.33 Rzehak -0.51
1993 DH Heizer 1:55,09 Vitalini -0.02 Mader -0.17
DH Mahrer 1:53,26 Rzehak -0.31 Heinzer -0.45
SL Tomba 98,65 Aamodt / Stangassinger -0.54 . .
1994 SL Tomba 92,47 Fogdoe -1.11 Kosir -1.74
1995 SL Tomba 98,67 Girardelli -1.95 Dimie -2.21
1996 DH Alphand 1:52,61 Stemmle -0.34 Runggaldier -0.35
SG Perathoner 1:19,62 Alphand -0.21 Worth -0.43
1997 DH Alphand 1:54,27 Vitalini -0.58 Ghedina -0.59
SG Alphand 1:15,32 Maier H. -0.55 Perathoner -0.58
SG Maier H. 1:21,64 Ghedina -0.52 Skaardal / Kjus -0.61
1998 DH Schifferer 1:54,82 Burtin -0.56 Maier H. -0.75
SG Maier H. 1:19,79 Knauss -0.91 Kjus -1.09
2000 DH Maier H. 1:55.77 Ghedina -0.32 Trinkl -1.28
2001 DH Strobl F. 2:00.93 Rzehak 2:01.22 Cavegn 2:01.31
SG Gruber 1:18.27 Maier 1:18.28 Cuche 1:18.83
2002 SG Strolz F. 1:20.10 Cuche 1:20.60 Eberharter 1:20.79
SG Eberharter 1:22.11 Cuche 1:22.13 Schifferer 1:22.30
2003 DH Eberharter 1:55.68 Cuche 1:56.75 Rahlves 1:56.98
SG Buechel 1:16.13 Eberharter 1:16.26 Gruenenferder 1:16.33
2004 DH Cuche 1:59.49 Rahlves 1:59.57 Eberharter 1:59.70
DH Eberharter 1:58.70 Strobl F. 1:58.79 Fattori 1:59.15
SG Maier H. 1:18.09 Dalcin 1:18.16 Gruenenferder T. 1:18.46
2005 DH Walchhofer 1:57.79 Maier 1:58.78 Miller 1:58.92
DH Walchhofer 1:56.50 Scheiber 1:56.59 Strobl F. 1:56.95
SG Gruber 1:18.18 Defago 1:18.19 Bourque 1:18.22
2006 DH Maier 1:57.56 Kroell 1:57.83 Buder 1:57.84
SG Gruber 1:26.52 Macartney 1:27.34 Aamodt 1:27.37
2007 DH Jerman 1:56.82 Grugger 1:57.04 Guay 1:57.26
DH Guay 1:56.80 Jerman 1:57.30 Cuche 1:57.33
SL Matt 1:35.66 Neureuther 1:36.07 Raich 1:36.97

Garmisch Partenkirchen Women's Result
. 1 2 3
1970 DH Macchi 1:08,62 Drexel -0.03 Jacot -0.84
1975 SL Morerod 1:27,32 Zecmeister -0.94 Fjeldstad -1.36
1977 DH Moser-Proell 1:51,00 Zurbriggen B. -0.11 Nadig -0.27
1991 DH Bournissen 1:37,01 Merle -0.07 Wallinger -0.44
SG Merle 1:26,14 Dedler -0.53 Gerg -0.66
1994 DH Kostner 1:44,04 Sushet -0.64 Ruthven -0.71
1995 SG Masunada 1:25,94 Street -0.04 Nobis -0.07
SL Ertl 82,54 Compagnoni -0.13 Zingre-Graf -0.29
1996 SG Seizinger 1:27,99 Ertl -0.68 Meissnitzer -0.91
SL Hrovat 1:19,83 Eder E.. -0.18 Serra -0.51

World Alpine Ski Championships Garmisch Partenkirchen 1978
. Downhill Giant Slalom Slalom Combined
Men 1 Walcher(AUT) Stenmark(SWE) Stenmark(SWE) Wenzel(LIE)
2 Veith(BRD) Wenzel(LIE) Gros(ITA) Ferstl(BRD)
3 Grissmann(AUT) Frommelt W.(LIE) Frommelt(LIE) Patterson(USA)
4 Ferstl(BRD) Hemmi H.(SUI) Steiner(AUT) Andreev(SOV)
5 Mueller(SUI) Mahre P.(USA) Bernardi(ITA) Tzyganov(SOV)
6 Klammer(AUT) Enn(AUT) Neureuther(BRD) Gasienica(POL)
Women 1 Moser-Proell(AUT) Epple M.(BRD) Soelkner(AUT) Moser-Proell(AUT)
2 Epple M.(BRD) Morerod(SUI) Behr(BRD) Wenzel(LIE)
3 De Agostini(SUI) Moser-Proell(AUT) Kaserer(AUT) Serrat(FRA)
4 Nadig(SUI) Epple I.(BRD) Pelen(FRA) Kreiner(CAN)
5 Nelson(USA) Wenzel(LIE) Serrat(FRA) Kuzumanova(TCH)
6 Mittermeier E..(BRD) Serrat(FRA) Wenzel(LIE) Nelson(USA)

Biorama Basel