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| ALPINE SKI WORLD CUP 1999/2000 |
Todtnau (GER). Men's 5th Giant Slalom. 05,Feb,2000
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| 1st/Hermann Maier |
2nd/Fredrik Nyberg |
3rd/Von Gruenigen |
Todtnau M-GS/ Podium |
| Penta Photo |
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雲一つなく晴れ上がった春のような陽気の「Black
Forest(黒い森)」トッドナウ(GER)で、ヘルマン・マイヤーは伝説的なフランツ・クラマーの記録を抜き、オーストリア男子最多優勝記録を27とした。これはフィル・メーア(USA)と並ぶ歴代5位の記録でもある。本来なら先週のガルミッシュ(GER)で達成する予定だったが、雨でヘルマンが絶対の自信を持つスーパーGが流れてしまい今日に持ち越されたのだ。総合得点も1510ポイントとして3度目の総合優勝に1歩近づいた。種目別でも滑降・610ポイントでトップ(8戦消化)、スーパーG・300ポイントでトップ(3戦消化)、大回転・460ポイントでトップ(5戦消化)。
「1本目のスタート台に立ったとき、アグレッシブな気持ちが萎えてゆくのを感じた。金曜日は寒くコースは堅く私にとって絶好のコンディションだった。だが夜が明けてみると一転してコースは柔らかくなっていた。そして青空の下でのレースはあまり好きじゃないんだ」。
1本目のベストタイムをマークしたのはベンジャミン・ライヒ(AUT)、ヘルマンは22/100秒差で2位、さらに06/100秒差でミハエル・フォン・グリュニゲン(SUI)が3位。「2本目はベンジャミンとミハエルに挟まれて自分自身にプレッシャーをかけた。実際はそんな心配が無用なほど滑らかにリラックスして滑ることが出来た。ニーベルグが凄いタイムを出したことにはびっくりした。彼は新しいモデルのスキーを使って急で狭いコースを駆け抜けたんだ」。ヘルマン・マイヤーは余裕を持ってにこやかな笑顔で語った。
ベンジャミン・ライヒはトータルで5位、1本目にベストタイムを奪いながら2本目で敗退するというパターンが定着した。フレデリック・ニーベルグ(SWE)は1本目9位から2本目ヘルマンに次ぐ2位のタイムで2位に上昇した。総合でマイヤーを追いかけるシェティール・アンドレ・オーモット(NOR)は10位と後退してギブアップ、「スラロームでトップを狙う」と新たなチャレンジを語った。ヘルマン・マイヤーは全ての敵を追い払い真の「ザ・ハーミネーター」になった。
☆☆☆鈴木勝=フジテレビ・コーディネーター=のスペシャル・レポート☆☆☆
ヘルマン・マイヤー:
「2本目はスリルがあってレースを堪能した。1本目で多少の貯金が有ったけど、このコースの荒れ具合ではとても十分とはいえるものではなかった。それだけにフルアタックして報いられたのが特別に嬉しい」。
「確かにフランツ・クランマーの記録を更新したけど、それ以上に去年のザールバッハから約1ヶ月ぶりに
GSで勝てたのがもっと嬉しい」。(ザールバッハではジョエル・シュナルに優勝をさらわれた。)
「この日のために、新しいモデルのスキーを使ってトレーニングもしたし準備してきた甲斐があった。この新しいモデルはこのコースに良くあっていたと思う。何処が良いというのは企業秘密だから詳しくは明かせないが、2本目の、特に後半部はほじくれていたので、ラインをキープ出来るかどうかが勝負の決め手だった。それにスキーが良く答えてくれた。スキーの長さは12月に使っていたものより少し短くした。個人的には長目の方がパーフォーマンス的に優れていると思うし、好きだ」。
「2000ポイントを超えられたら多分凄い気分だろう。確かに今年はSGで絶好調だし可能性はあるかも知れないが、それよりコンスタントに勝つこと去年シュースに浚われたビッググローブが当面の優先目標。('92年のポイント改正以来前人未踏)まだGSが何本か残っているのでタイトルを取るためには気は抜けない。アーデルボーデンの結果次第では、時差の問題とか体調のことも加味してヨンピオンには行かないで休養を取るかも知れない。未だ沢山試合が残っているし、この先風邪を引いたり何が起こるか分からない。とにかく一つずつベストを尽くす」。
「今年は自分の最高のシーズンかも知れない。少なくとも総合タイトルを取った2年前よりは、今回の方がDHが調子がいい。多分今年は前よりリラックスできていると思う。スキーすることを楽しめるようになった」。
ボルミオ前にタイトルが決まってモチベーションを維持できるのか?
「ボルミオは食事もうまいし、コースもバラエティーに富んでいて好きな所だ。それに全種目の総合優秀選手にオートバイが送られるそうだから、モチベーションに困ることはないよ。オートバイが好きだから」。「DHではもう一つ結果が付いてきていないがそれでも今シーズンは間違いなく自己最高のシェイプが出来ているシーズンだと思う」。
これだけ有名になってファンに追いかけ回されて煩わしくないか?
「確かに一々答えきれないし、時としては煩わしく思うこともあるけど、これが自分の仕事だし、スキー業界のためにも必要なことだと割り切っている」。
極右翼新首相ハイダーをどう思うか?
オーストリアスキー連盟はこの様な質問にに対して付箋を貼っておりましたな。スポーツ以外の質問には答えないこと。因みに元オリンピックゴールドメダリスト、パトリック・オルトリーブは新首相の支持者でした。
フレデリック・ニーベルグ:
「今日のコースはとても難しかった。ソフトで所々バンプになっていたり、春雪だったけどサロモンの新モデルスキーが雪質に良く合っていたようだ。2本目は多少マッドだった。今日のコースセッテイングは随分振ってあってスピードに欠ける試合だった。高速系が得意な自分には不利なセッテイングだったのが逆に怒りとなってアグレッシブな滑りに反映したのかも知れない。この様にコースセッテイングが難しくなるとスキーの性能が益々勝敗に関与してくる。ラインに喰いついて鋭く抜けるスキーが要求されている」。
「マイヤーのあのどんな種目でも最高のスキーが出来るなんて素晴らしいことだ。彼は総てのレースに全力で臨んでいる。全試合に勝つつもりで臨む姿勢には見習うべき所がある」。
「去年のヴェイルで4位に入ったのが、もう少し出来るかも知れないと続ける気にさせた。何処まで出来るかやってみたい。取り敢えずサンアントンの世界選手権を当面の目標としている。後は(オリンピック)その時次第で考える」。
ミハエル・フォン・グルニゲン:
「最近のスキーの進歩がこの様なとてもセレクティブなコースセッテイングとなって、選手も対応を余儀なくされてきている。非常にテクニカルでタフなコースだった。昨日は気温も低くコースがガチガチのアイスバーンだったが、今日は特に午後のインスペクションでは雪質がソフトになり始めていたので注意しなければと思っていた。思った通り穴が掘れて雪質は春のそれだった。マイヤーには脱帽だ。各レースで何時もフルアタックで、トンバとは全く違うタイプのスキーをする。只、勝つと言うことに貪欲なのは共通している」。
「今日はスキーを201cmの新しいモデルに変えた。今日のコースコンディションではエッジを多少広めのに変えたりスキーの選択に気を使った」。
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