FIS WORLD ALPINE SKI CHAMPIONSHIPS BORMIO 2005
Men's Giant Slalom 09,Feb,2005
男子大回転・キャンセル
ボルミオ、ステルビオ・コース
中止を伝えるボード、TVカメラにはカバーが掛けられた 朝早くから駆けつけたファンも憤懣やるかたない

 2月9日に予定されていた男子大回転は、イタリアのテレビ労働者のストライキのために中止になった。組織委員会のスポークスマンによれば、放送に従事する労働者のストライキによりRAI(イタリアの国営テレビ会社) は、「世界選手権品質の放送」を提示することが出来なかった。組織委員会は、レースの中止を決定し、EBU(ヨーロッパ放送連盟)と話し合いの上、9日遅くに新しい予定を発表する。10日はリバースデイになっていてレースの予定は組まれていない。木曜日に行なわれる可能性は大きいが、予断は許されない。

FIS、組織委員会の緊急記者会見
ジャンフランコ・キャスパー(FIS会長))
 「今回の事態は組織委員会の責任ではないことを最初に申し上げます。ストの勧告は昨日18時、我々はともにRAI以外のスイス、ドイツ、オーストリアテレビによる代行対策業務を考慮したものの、テクニック上の問題でやむなく本日のキャンセルを決定した。20年前、1985年、ボルミオ世界選手権大会と全く同じことが今回も起こってしまったのは残念なことである。
 ストライキは労働者の認められた権利だが、その勧告は24時間前という法律もある。RAIでは明日10日にはストはないというが、保証はその90%という状況であり、FISは早急に対策を決め、各国TV社との協力を得て明日10日のレースに備えたい」。

A・ハヒラー(トリノ五輪テレビ放映ディレクター)
 「こうした事態が五輪に起こらないとも限らない。しかし、五輪は世界各国500のテレビ中継があり、参加諸国の協力を得て即時代行業務対策を配慮する」。

ボルミオ組織委員会の声明
 「本日は早朝からオーストリア、スイス、そしてイタリアの子供達も学校はお休みにしてまで世界選手権大会を見に来ていました。何千というスキースポーツを愛する観客も同じです。これらの期待を裏切ることになったのは非常に遺憾なことで、こうした事態が起こるのはイタリアだけだという印象を与えてしまったことも残念でなりません。我々も今日の日は決して忘れることはないでしょう」。