"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2007 Finals in Lenzerheide(SUI)
14,Mar,2007 - 18,Mar,2007
Men's 5th Super-G, Lanzerheide (SUI), 15,Mar,2007
アクセル・ルンド・スヴィンダル(NOR)、連勝で総合トップに肉薄
種目別スーパーGのタイトルはボーディ・ミラー(USA)
男子スーパーG第5戦、レンツェルハイド(SUI)、2007年3月15日
Men's Super-G, Podium
(L-R) 2nd/ Beny Raich(AUT), 1st/ A.L.Svindal(NOR), 3rd/ Erik Guay(CAN)
Photo:Peter Schmutz

 男子スーパーG第5戦。レンツェルハイドは今日も晴れだった。スタート標高:2115m、ゴール:1530m、標高差:585m、コース全長:1989m。気温は0℃。

 昨日の滑降に勝って総合で2位に浮上したノルウェーのアクセル・ルンド・スヴィンダル(24歳)が勢いを駆って連勝した。優勝タイムは1分17秒94。このスーパーGも今季初優勝である。
 「今日はスキーがよく走ってラッキーだった。ベニィとの決着は日曜日(スラローム)に付ける。シーズンオフ? チームのトレーニング、マテリアルテストはまだ雪のあるノールウェーで、主体は大回転。自分にも問題のある種目、スキーの長さが問題かもしれないな」。

 2位に0秒13遅れでオーストリアのベンジャミン・ライヒ(28歳)が入って意地を見せた。総合暫定トップの座を維持しているがスヴィンダルとの差はわずか3ポイントである。明日のチーム戦を挟んで明後日に大回転、明明後日にスラローム。スヴィンダルは大回転を得意とし、ライヒはスラロームを得意としている。このように僅差で白熱した最終戦はかつてなかった。
 「 コースは難しかった。全シーズンの目標大トロフィ獲得のために全力をかけてレースをやった。残る2レースだって真面目にやる」。

 3位にカナダの、目下売り出し中、エリック・グェイ(25歳)が入った、0秒35遅れ。

 27番スタートのアメリカの韋駄天、ボーディ・ミラー(29歳)がコースの悪化をものともせず4位(タイ)に入って、種目別スーパーGのタイトルを手にした。世界選手権を挟んで中盤から後半にかけて腑抜けのようになったボーディだったが、タイトルを一つ獲得するとはやはりボーディ・ミラーである。

種目別スーパーG、総合優勝はボーディ・ミラー(USA)
 全5戦の男子スーパーGでバル・ガルデナ(ITA)とヒンターストッダー(AUT)で勝ったボーディ・ミラーが総合優勝を達成。勝ち星はなかったが順調に上位をキープしたディディエ・キューシュ(SUI)が2位、3位には初戦のレーク・ルイーズ(CAN)で勝ったジョン・クチェラ(CAN)。2位2回のマリオ・シャイバー(AUT)が4位、最終戦で勝ったアクセル・ルンド・スヴィンダル(NOR)が5位に入った。もう一つはヨハン・グルッガー(AUT)がクヴィットフィエル(NOR)で勝ったが総合ランキングは12位に留まった。グルッガーは怪我からの回復が遅れた。
 この種目に関しては廃止してはどうかという意見がFIS内部から出ている。言い出したのはFISワールドカップディレクターのギュンター・フヤラ氏である。選手やチームは次の世界選手権や次のオリンピックにスケジュールされている種目を廃止すべきではないという意見が多く、この問題は次のFISコングレス(5月、スロベニア)で討議されることになろう。

 ボーディ・ミラー(USA)
 「ダウンヒルではないから勝たなければならないというリスクをかけずに、リズミカルにレースをやった。ああ、コースセットがそうだったんだ。スーパーGのトロフィーはこれで2回目、前回とは異なった感激もある。シーズン初めにはスピード系のトレーニングを多くやっていた。今季自分のスラロームは実にひどい結果だった。なぜだか自分でも不可解なことで説明できない(困ったように笑った)。来季にはスキーを変える予定だ、どの板になるかはまだ発表はできない」。


Men's Super-G, Overall Podium
(L-R) 2nd/ Disie Cuche(SUI), 1st/ Bode Miller(USA),
3rd/ John Kucera(CAN)
Men's Super-G, Overall Standings
1. Bode Miller (USA), 304 points.
2. Didier Cuche (SUI), 208.
3. John Kucera (CAN), 194.
4. Mario Scheiber (AUT), 190.
5. Aksel Lund Svindal (NOR), 181.
6. Hermann Maier (AUT), 177.
7. Christoph Gruber (AUT), 153.
8. Marco Buechel (LIE), 146.
9. Peter Fill (ITA), 143.
10. Erik Guay (CAN), 136.
10. Georg Streitberger (AUT), 136.
12. Hans Grugger (AUT), 180.
13. Benjamin Raich (AUT), 106.
14. Didier Defago (SUI), 100.
15. Fritz Strobl (AUT), 94.
16. Antoine Deneriaz (FRA), 85.
17. Bruno Kernen (SUI), 83.
18. Silvan Zurbriggen (SUI), 79.
19. Patrik Jaerbyn (SWE), 78.
20. Matthias Lanzinger (AUT), 76.

フリッツ・ストローブル(AUT)、引退
 17番スタートのストローブルはモーツアルトのコスチューム、緑のヘルメットの変わりは銀髪のカツラ、ビブはさっさと投げ捨てて途中で挨拶を交わしながらゴールした。
 「昨日挨拶の予定だったがブルーノの転倒直後で取りやめた。まず、ブルーノには一日も早い復帰を願う。自分のキャリアを通して良いレースが出来たし、無事に今日の日があることは喜ばしい。多くの人々、コーチ、スポンサー、応援団、家族には心からお礼をいいます。今後は競技者以外のスキーの仕事、それから家族サービスに務めます。息子たち、マリオ(9歳)次男シモンはともにいいスキーをやる、一緒にスキーをやるのは素晴らしいことだと思う。モーツアルトを尊敬し、その音楽を愛するためにコスチュームを着用。監督のハンス・プムには、「自身すべてOKなんだな、決意はOKなんだな」と言われて、ホロリとした」。
Photos : Peter Schmutz

Men's 5th Super-G, Result
Rank Bib Name YoB Nat. Time
 1  14 SVINDAL Aksel Lund  1982  NOR   1:17.94
 2  10 RAICH Benjamin  1978  AUT   1:18.07
 3  12 GUAY Erik  1981  CAN   1:18.29
 4  27 MILLER Bode  1977  USA   1:18.33
 4  18 BUECHEL Marco  1971  LIE   1:18.33
 6  24 CUCHE Didier  1974  SUI   1:18.46
 7  20 STREITBERGER Georg  1981  AUT   1:18.62
 8  21 GRUBER Christoph  1976  AUT   1:18.71
 9  4 LANZINGER Matthias  1980  AUT   1:18.80
 10  5 BOURQUE Francois  1984  CAN   1:19.09
 11  19 GRUGGER Hans  1981  AUT   1:19.32
 12  23 MAIER Hermann  1972  AUT   1:19.36
 13  25 SCHEIBER Mario  1983  AUT   1:19.39
 14  15 DEFAGO Didier  1977  SUI   1:19.48
 15  26 KUCERA John  1984  CAN   1:19.50
 16  22 FILL Peter  1982  ITA   1:19.66
 17  3 NYMAN Steven  1982  USA   1:19.96
 18  7 KEPPLER Stephan  1983  GER   1:20.14
 19  13 ZURBRIGGEN Silvan  1981  SUI   1:20.19
 20  16 DENERIAZ Antoine  1976  FRA   1:20.20
 21  8 JAERBYN Patrik  1969  SWE   1:20.33
 22  1 FEUZ Beat  1987  SUI   1:21.59
 23  17 STROBL Fritz  1972  AUT   2:10.16

Men's 5th Super-G FIS Official Result
Men's Super-G Overall Standings