ZURBRIGGEN Silvan (SUI) Web:
1981年8月15日 Ried-Brig 生まれ
身長 185cm 体重 90kg

SKI: Fischer
BOOTS: Lange
BINDING: Tyrolia

ParkCity03 SL ParkCity03 GS
Park City 03 SL/13th Park City 03 GS
Kitzbuhel03 SL/Finish StMoritz WM03 SL/2nd
Kitzbuhel 03 Slalom 7th St.Moritz WM03 SL/2nd
Sestriere 05 SL/2nd Beaver Creek 05
Wengen 07 Super Combined / 3rd-DH Wengen 07 Super Combined / 3rd-SL

SilvanFace World Cup Ranking
General
2003/54th, 2004/30th, 2005/24th, 2006/49th, 2007/13th,
Special
2003 SL/18th. 2004 sl/13th. 2005 SL/12th, DH/22nd, SG/35th.
2006 DH/48th, SG/43rd, SL/35th.
2007 DH/26th, SL/14th, SG/18th, SC/4th.
World Championships
2003 St.Moritz SL/2nd, K/5th.
2005 Bormio. K/5th, SL/7th.
2007 Are. SG/14th, SC/8th, SL/DNF.

Olympic Games
2006 Torino. SL/15th.
World Cup
2. SL: Sestriere 05,
SC: Kvitfjell 07,
3. SC: Wengen 07,
4. SL: KItzbuhel 07-I,
SG: Hinterstoder 07,
5. DH: Bormio 05,
SL: Kitzbuhel 04,
K: Kitzbuhel 04,
6. SL: Lillehammer 03,
K: Val d'Isere 06,
7. SL: Kitzbuhel 03, Park City 04,
8. DH: Kvitfjell 05,
SL: Wengen 05,
9. SG: Val Gardena 07,
K: Chamonox 04, Wengen 04, Chamonix 05, 06, Reiteralm 07(SC),
10. DH: Lake Louise 05,
SL: Flachau 04, Beaver Creek 06, Levi 07, Lenzerheide 07,
11. DH: Garmisch 07-II, Lenzerheide 07,
SL: Madonna 04,
K: Wengen 06(SC)
13. SL: Park City 03, Kitzbuhel 07-II, Kranjska Gora 07,
14. DH: Kvitfjell 07,
15. DH: Lenzerheide 05,
SG: Kvitfjell 05,
SL: Beaver Creek 07,
16. DH: Wengen 05,
17. DH: Bormio 07-I,
18. DH: Garmisch 05-I, Val Gardena 07,
SL: Madonna 06, Alta Badia 07,
19. SG: Lenzerheide 07,
20. SL: Shiga Kogen 03, Beaver Creek 05, Schladming 05,
21. DH: Val Gardena 06,
SL: Schladming 03,
22. K. Wengen 05,
25. DH: Garmisch 05-II, Wengen 07,
26. DH: Garmisch 07-I,
29. SG: Lake Louise 06,
SL: Chamonix 04,
30. DH: Val d'Isere 06,

 ツルブリッゲン、この名前はスキー界における信仰と信頼そして成功の固有名詞である。それはピルミン・ツルブリッゲン。しかし、今スイスには新しいツルブリッゲンが出現した。シルバン・ツルブリッゲンである。パーク・シティSL第1戦において13位、スイス人のベストリザルトでシルバンにとってはワールドカップSL3回目の出場であった。

 シルバンは偉大なピルミンの足跡をたどるという未来の可能性をもつ。何が欠けるかというとブリック出身、21歳のシルバンには勝利はまだない、ということである。「それは時間的なもので、焦るべきことではないし、これはまた重要なことなんだ」と述べるのは偉大な先輩のピルミン・ツルブリッゲン(39歳)。シルバンはうなずき「偉大なピルミンの名前は誰も忘れてはいない。彼がいかに成功を納めたか、彼だけが果たすことが出来たことは実にセンセーションだ。僕の今の年にはピルミンすでに初勝利を上げていた」。

 確かに1983年アーデルボーデンGSの初勝利はピルミンが20歳の誕生日直前のことであった。7年間において39のワールドカップの勝利、4回のワールドカップ総合優勝、4つの世界選手権タイトル、そして1つのオリンピック金メダル。

 シルバン自身が云うようにそれは巨大な差のあることである。「しかし、彼はそれを果たすと思っている」。古いツルブリッゲンは若いツルブリッゲンを信じてやまない。二人とも同じスキークラブ、マットマルクなのだ。「シルバンが4歳のときに初めて彼のスキーを見たが、そのときから大物になると思った」とピルミン、「自分の直感で彼には狩猟の本能があり、それはレースには必要なことであり、故に躍進出来るということなんだ」。そうしたつながりを聞くことをシルバンは好まないのは事実だ。「僕はまだ何も果たしていない。それなのにピルミンと比較される域に達しただって?」と聞き返す。しかし、オーストリアと異なり新タレントの出現の少ないスイスにおいて即座に注目されるようになった事態はその第ー歩への躍進であろう。

 先シーズンキッツビユェールSLにスタートし1本目47位で終わった。だが2日後のシュラードミングSLには67番スタートで30位。2本目のゴール間際コースアウトでワールドカップの初ポイントを逃したが、この強烈な闘志本能の持ち主は中間タイムを2番のラップで通過したのだった。
 多くの人々はシルバンの中にピルミン同様に各種目への可能性というものを見いだしていた。「滑降は本格的にトレーニングということができない。僕にとってはあまりにも速すぎる」。これに対してピルミンは自身を思い返すように「シルバンのSLは、彼自身の種目であるようにうまく走っている、自分もそうだった」。シルバンのトレーニングにはコーチも慎重でどの種目に属すべきかを考慮しているがヘッドコーチのカール・フレスナーは「我々はこの若者を心配してやらなけれならない。そして現実的な切望をもってあおり立てることをしてはならない」と言う。

 ピルミンはその才気を消滅させたわけではない。現在ツエルマットでアパートホテル「ツルブリッゲン」を経営の傍ら氷河の村のジュニアたちのトレーニングに熱意を注いでいる。その名「ツルブリッゲン」はなによりもベストなプロモーションなのである。だがその名前がまもなくピルミンでなくシルバンにとって変わるとしたら?「もし、僕を完全に影に追い込むとしたら」、ピルミンは感激と喜びいっぱいの表情で云った「こんな素晴らしいことはほかにあるまい」。

 シルバン・ツルブリッゲン 1981年8月15日生まれ、185cm、90kgの大型選手。ピルミンとは遠い親戚にあたり、同じスキークラブ、マットマルク。現在スイスBチームに所属、2年前のジュニア世界選DHの銀メダルでも示すようにSG,GSもエントリーしているが、目下はSLに好成績を示し、第1戦パークシティの13位をもってすでにサンモリッツ世界選手権の出場が確定した。(2003年)

 シルバンは2002/03シーズン、一気に上り詰めた。第1戦、パーク・シティ(USA)で34番スタートから14位、第3戦、クラニスカ・ゴラ(SLO)は37番スタートで13位、第6戦、キッツビューエル(AUT)では2本目にベストタイムをマークして7位、そして地元サン・モリッツ(SUI)の世界選手権ではスラロームでイヴィツァ・コステリッチ(CRO)に次ぐ2位で銀メダルを獲得した。